大地の癌 Ⅱ 序章

聖女クラリスは奇跡の血筋。

とっても強い魔力と霊力、それから呪力を持っていた。

その入り交ざった力を正確に使い分け、彼女はたくさんの人を救った。

クラリスを師と崇める弟子達も、彼女の仕事を手伝っていた。

だけど、目立つ者って言うのはやっかみを買う。

聖女クラリスを「悪魔の血を継ぐ者」と呼び、彼女達を追放しようとする者がいた。

敵の魔の手が近づいた時、クラリスは強い呪力を使って、弟子達を守った。

敵の第一陣が、火炎に焼かれて灰と化した。

クラリス達は、森の中に逃げ込んだ。

其処にも敵は近づいてきた。

クラリスの放った呪力で、第二陣は自分達の記憶をすっかり失くしてしまった。

クラリス達は、魔力で大きな河を歩いて越えた。

だけど、対岸まで追手は迫った。

クラリスは、霊術を扱うものには禁じられていた呪術を使った。

追手は全員、白い骨の石像に変わってしまった。

クラリスは、禁忌を破ったために、片目の視力を失うことになった。

クラリス像をご覧なさい。

彼女が何故髪の毛で片目を隠しているのか、わかっただろう?