110 「I don't know you」

本物の君が何処の誰で

どんな声をしていて どんな服を着てて

どんな色が好きで どんな天気の日にでかけるのか

全然知らないんだ


だけど君はどうやら僕が嫌いで

嘲りたい衝動に駆られてる

それだけは伝わってきたよ

「あんたの手口は分かってるのよ

しゃべって笑っちゃった」

そう言って君は自分と同じ嫌悪を

僕も持てば良いと思ってるのかな


僕は君を知らない


だから思い浮かべるだけさ

本物の君が何処の誰で

どんな声をしていて どんな服を着ていて

どんな色が好きで どんの日に出かけるのか

通り過ぎた雲の形を思い出すのと一緒だけどね