116 「Death」

今昔 今更 物語物語

先生 教授 意味不明

挙手 直訴 殺傷処分

天敵 点滴 点検整備


伸縮 湾曲 骨格異常

取引 成立 搾取一方

結局 深海 到達未然

心臓 肺臓 墨色血液


黒衣を纏って大鎌を抱えた髑髏が僕だとして


僕は安息など与えない

死を待つ人が「死にたい」と言いたがる

そんな願いは聞き飽きた


生きる予定の1週間も無かった未来が

突然訪れることもあるとして

明日も生きる予定だから「死にたい」って言いたいんだって

そんな願いは聞き飽きた


一番簡単な解決方法だものね

終わりが来れば生きている苦痛なんて

なんにもなくなるとおもってるのだから

それでも死を望むなら

八つ裂きにして引きずって逝こうか

死してもなお苦しむが良い


安息などないのだよ

それは一種の幻想で

魂は悲鳴を上げ続ける

恐怖しながら焦がれた「死」の中にあって