風が吹き抜ける時は
晴れた空が眩しい
カスミソウの花束が
背をのばして日射しを呼ぶ
例え切り取られた命でも
散らばる雨音
雲と共に熱を洗う
息も出来ないような
焼けた大地に点々
夕もやが立ち込める
満ち月の日には冷たい笛の音
カウベルを鳴らして
水面を舞う精霊の
吐く息は白くて
爪先が描く波紋に
ディアナの奏でる旋律を観る
リィラトゥラレィリリィリ
凍りついた霧が降り注ぐ湖面
見つめている白兎
その耳には聴こえるだろうか
沈む霧が囁く魔法
リィラトゥラレィリリィリ
リィラトゥラレィリリィリ
リィラトゥラレィリリィリ
リィラトゥラレィリリィリ
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