金色に満ちる朝の光と銀色に沈む夜の影が
綿雲を染めて空は焼けついて行く
祈っているのは乾いた風が吹く事だけを
無慈悲な僕は手を差し出さない
哀れむことが哀れなのは 幼い頃から知っていた法則で
聞こえる 聞かない 見えてる 見えない
それでもあなたは生きてるから
水の揺らぎが聴こえるだろうか
月に連れられ溢れては涸れる海のように
さざめいている さざめいている
貝殻を耳にあて 聞こえるのは血潮の音と 気づいたのはいつだろう
巡り続ける脈が 波音と同じと 気づいたのはいつだろう
海から生まれて海に還った 翼もつ者達は 生まれ出でた時から知っているのだろう
己と星とが一つであると
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