雲を透かす月の灯を
見上げる氷点下の夜
心が脳にあるのなら
魂は心臓にある
温かいだけの陽射しと
焼けるような熱線は
わずかな距離の差で起こる
慈悲と残酷で
太陽の心臓
触れれば熱と化して
月は穏やかに
眺めているだろう
消えて逝く夢を
消えて逝く祈りを
消えて逝く影を
消えて逝く僕を
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