邪悪と妖精 運命と神々
空の底はひどく深くて浅い
何色の絵の具でも
私を染められはしない
真雪の歌がホッキョクグマの
透き通った毛色を映す
泥も洗えば浄められるのだろう
朽ちた土の底をえぐり取る者達
光らない星に自分に似た誰かと
同じ奇跡みたいな存在を問う
雪風海 冷たいアスファルトに
女神の涙は 届く前に凍り付く
ザクザクと掻き分けた真珠
あまりすぎて無価値な真実
0.1℃温度が上がれば
溶けだすのかもしれないとしても
人工石のダイヤモンドは
鉛筆と同じ炭素だ
Copyright © LuNa RhyThm