ひどく晴れた穏やかな日に
ずっと月を探しているのに
真白な霧はキラキラしながら
あたしの知らない言葉でしゃべってる
地の底へ天使が刃を向けている
天地神明にかけて何を選ぶ?
水泥の血液に彷徨う傍観者
心つぶした感覚のない人形
檻の中 望まれていた沈黙を
吐き出していた 美しい世界に
要らないものだらけだ
何が世界を動かした?
時が経過するのを ただ待っていただけなんだ
過去に縛り付ける者達が 消えてしまうまで
流転するのなら あたしにも来るだろう
死を待たれるときが
憎悪と嫌悪と嘲笑と微笑
人形は歌っちゃいけない
だけど この声は 今 旋律をなぞる
不完全に焼け爛れた月の顔に
永続的な鼓動を鳴らして
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