189 「凶眼」

白銀 ティアドロップ

弾けた 白熱灯の内臓

夕暮れ ギラリ光った

雷鳴 邪悪と瞳と力


鍵と鎖と冷徹 透明

モノクロームにセピアを足して

埋め尽くされて行く 焼野原

何かが無いから組みあがらない


車輪の下に潰された

最後の庭で消え去った

少年のままのfreedom

夢幻と消えた


水銀 揮発して

有毒 酸素に混じる

乱雑 ヒステリカを興じる

発色 ローキーで写すベルベット


ライフサイクル ターンテーブル

くるくる回る ソーラーシステム

吹き飛んで行っている最中