196 「クローニングシープ」

発火 着地点は迷走だ

立夏 空と影の鮮明な

春華 通り過ぎてもまだ

純化 記憶に新しい


水晶の花を保存する

心の中の透明

乱舞する炎と青

眠りの中の治癒

終わりの中の比喩


街灯が瞬く

旋律が重要

弾けた火花

ルリリ キリリ

はじく弓が鳴るなら

レガートの滑らかさで

泳いでく水の中


エモーショナルって言うと

リモートコントロール

サイバーテロは日常

クローニングシープ


春風 夏風 南風

新月の夜には

歌の無い音を刻む

ピアノの音は鮮明

壊れそうに雷鳴

空気を引き裂いた

エレクトリックシープ

鳴いてる