透明な時間が流れて行きます
水に溶かした絵の具で染め上げて行きます
月に還った君 銀色の輝きを零します
どれだけ祈ったって 所詮はきれいごとなのです
血も肉も朽ちて逝きます
どうにも腐敗からは逃れられない世界なのです
それなら全部が土に還るまで
心だけは失わぬよう 眼だけは曇らぬよう
強くあるよう生きて行くのです
灰になる時が来たら 海深くに捨てて下さい
墓標は要りません お祈りも要りません
あの歌だけ 忘れないよう
僕は海風と共に歌っています
今までも これからも
Copyright © LuNa RhyThm