儚さなんて似合わない言葉を使わない
力強く生きて眠りについた命に
灰にまみれてる者には伝わらないのだろう
この惑星が生み出した数多の命の響きなど
その一つの琴線が消滅するときは
唯重さがあるかないかの出来事で
死を待って生まれて来るものなど
何処にも居ないのに
どうにも軽くタナトスに浸る
そんな生き物に贈る涙など
最初から用意されてない
儚さなんて似合わない言葉は閉ざして
雲まで届けと放った光をつかむように
選び出した声は
空気を揺らし その手元まで
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