056 「聖なる咎」

トゥルル リリリ トゥルル リリリ ルールー


空が 砕け 雲が 注ぎ 今

光 無くし いずれ 夢を みる

彼方 すさぶ 風と 息吹 零下

咲いた 華は 白き 炎のように


ティーリリーティリリ ティーリリーティリリ ティーリリティリリ ルーリーリーリ


果てにたどり 着いたとして その物語を 誰に

語るすべも 無いのだけど 心に刻まれた 永久

夢物語と 同じレベルの 神聖なる 咎

記録された世界は もう滅んでしまったけど


リリッタタ リリッタタ リリリ


天から 舞い降り 裁く

命は 草木に 等し

減少 壊滅 祈り

捧げる 花束 枯れて


トゥルル リリリ トゥルル リリリ ルールー


空が 砕け 洗う 灰の 街に

灯る 響く 月の 慈悲と 冷気

募る 募る 風の 息吹 大地

忘れ 同じ 罪を 選ぶ まだ

夜風 凪いだ 砂の 城に ほら

星が 咲いた 空の 果てを見る

銀の ナイフ かざす 蒼き 花

つかむ 手には 何が残るのか