光の滴が流れ落ちる
水滴にも似て残光を残す
0.5℃の差で 凍り付くか 蒸発するか
宙はずいぶん静かだ
子守歌に似てる
穏やかな歌声は
何処へとなく僕を導く
行先を示す星の灯
解き放つ宙に
輝く流れは埋めるかのよう
疾風のように到来し
過ぎ去るだけの時を司るもの
この世界で数えるなら
最上に美しい命だ
雪は儚いなんて
花は脆弱なんて
星は遠いなんて
おかしなはなし
天に地に宙に
満ちているこの鼓動は
数えれば何億年前
光を放った記憶を伝える
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