093 「飽和」

浮ついてる世の中はあんまり好みません

切り離してしまえば自由度は上がります

自然とおもえればいいんですよつまりは

真面目になることも無価値だってことを


プラネタリウムの半球体だけでも

借り物パッチワーク羅列としても

プラスチックを食べるオキアミを

齧らなきゃならない運命ですから


死なない程度に生きていければ

大体OKなんです いつも

異常者は抹殺してゆきましょう

人間扱いする必要もないから


レンガの塔は崩れ去ります

つまらないもので遊んでるだけで

感情的と言うより自滅的なんでしょ


論理っていうか話すだけ無駄って

破綻を来しただけのことだと

既に気づきませんかね

視覚的にも

感覚消失


「いとをあやつればおどりだすにんぎょうのように」

「といとこたえはつねにそうたいでなければならず」

「とりとめないことばのせんりつをえぐってゆうの」

「いつもむいみをもとめるいみもないのにきょうも」

「がくぜんとしているひまもないいきをするように」

「たりないものをすいこんでゆくのがつねなのなら」

「きりとったにくのようにくちてゆけばいいだろう」


飽和する空に鉄線の棘