今真ん中くらい
身だしなみについて、あまり気にしないと言うか。それこそ、眉毛も整えない女子を、「もさ子」って言うらしい。もっさりしているのか?
女でも男でも、「もっさり」している人は居るけど、俺もどっちかと言うと、「もっさり」している人だ。
眉毛以外の除毛に専念しないとか、髪を染めるのも時々とか、皮膚の状態を維持するため保湿はするが、イベント行く時以外、めったにメイクをしないとか。
以前は体重もそこそこあったので、本当に「もさもさ」していた。外見を整える事に興味がほとんどなかったと言うか。
ジャージ履いて、スニーカーで、Tシャツ来て、デパートの洋服コーナーでもらったビニール袋にバイト先のユニフォーム入れて通勤してたんだぜ? 終わってる。
10年くらいかけて、そんな終ってた状態から、どうにかこうにか抜け出しまして。
それまでの俺の人生って、「目立ちすぎる」か、「終ってる」かしかなかったから、10年前の心持を察するに、「目立ちたくない」って思ってたんだと思う。
だけど何故か髪の毛はオレンジ色だった。オシャレ染めの中で、一番髪を傷めないで真っ黒に染められるのが、オレンジブラウンしかなくて、オレンジブラウンのめっちゃ暗い色で染めてたんだが、
日々と共に髪の色が退色して行って、いつの間にかオレンジになってたって言う。そのくらい「もっさり」だったのな。
顔長いくせに、何故か自分の中で「後ろ髪を縛る」のが流行ってた時期があって、その頃の証明写真を今も使っているんだが…えっらいことになっている。
セルフカッツの方法を知らなかったんだよね。前髪パツンで、サイドもパツンで、後ろ髪は縛っている。強調される、頬骨の高さ。顎の長さ。
そして、証明写真を撮るとき何処を見れば良いか分からなくて、飛んでる視線。あの証明写真はあと2年は使わなければならないので、とても重荷です。
目立ちすぎてた時期がどんなかと言うと、「金髪でゴスメイクで黒づくめ」だった。金髪が似合ってた時期があったんだよ。しかもプラチナブロンド。
金髪だと、黒づくめでも普通に決まるんだよね。後、爪にマニュキュア塗ってた。金色と銀色の。当時、V系にはまってた時の余波だと思われる。
ペニシリンとかルアージュとか、その他にも色々。それと、メタルにもはまったね。歌詞の意味わかんねーのに洋楽メタルを聞いていた。重低音が好きだったのかも。
重低音好きは今でも健在で、作る曲もなるべく低音にしたいんだけど、DAWの操作方法が甘いので、低音ばっかりにすると音聞こえなくなるんだよ。
その時期は大学生だったんだけど、「やたら目立ってしまった」結果、学生としての領分を発揮すると地域住民にこそこそ言われるようになり、「目立ちたくない」ゾーンに入るんだ。
それと俺、目が悪かったんだ。両目視力0.4。リアルに瓶底眼鏡かコンタクトレンズが要る状態。
親は「コンタクトレンズは金がかかる」って言って眼鏡しか作らせねーし、眼鏡フレーム3ヶ月くらいで歪むし、自費でコンタクトレンズ作っても中々つけて学校行かなかったし。
そんなわけで、常に目つきが悪かった。よく、「あの人こっち睨んでる」って言われてた。「見下した目で見てくる」って言ってる人もいた。
人間って、他人に自分の心を映して観るんやなぁ…なんて思ってないで、ちゃんとコンタクトレンズを常備しましょうってなって、今に至る。
そんな、「悪目立ち」してた時期を経て、「目立ちたくない」って思うようになって、「もさもさ」と言うか、家出人みたいな服装でうろうろしていた時期もあって、
一時期ゴスに返り咲いて、今の職場に勤めるようになってから普通の服装をするようになった。通常装備は大体UNIQLO。
垢ぬけると言うか…「もっさり」を卒業するためにも、髪の毛の手入れとセットくらいはするようにしよう。後、手腕の除毛?
髪乾いてきたら…まだ「もっさり」だ。もう少し梳いても良いな。