LuNa RhyThm official web site

時々徒然

ネシス・テナと物語のその後

Earth cancer編では、14歳くらいだったネシスちゃん。彼女が、呪術師テティス・ガナードと出逢って、成長し、大人になるまで、をアナザーストーリーとして執筆しました。

全5話の括りを守ったら、オチの所がだいぶ長文になってしまった。

たぶん、本編を読んでくれた方は、呪術師テティス・ガナードと、ネシス・テナちゃんの間柄は割と気になったと思うんですよ。

呪術師なのに、何故テティス君が「国境監視所」で働いているとか、「アレグロムで生きて行くならそこそこ良い飯は食える金額」を稼いでいながら、何故居酒屋みたいなところに出入りしているかとか、

そう言う所の疑問を解いて行ける話になったかな、と思います。隠し設定ですが、テティス君は金が必要になる度に、数回「国境監視所」に勤めています。

ネシスちゃんが虐待児だったと言う設定は最初は無くて、唯、テティスと出逢った時「箱の中に入れられていた」って言う所から、そう言う伏線が生まれたんだけど、

おかげで物語の厚みがちょっとは増したかな?と思わなくないです。

テティス君とネシスちゃんの「苗字」が違うのは、テティス君の「ガナード」と言う姓は、呪術師として名乗るための名前なので、と言う理由から。

呪力を持たないし、テティス君の弟子でも無いネシスちゃんは、同じ姓は名乗れないのです。それで、寺院でお坊さんから「テナ」と言う名字をもらったのです。

今後も多分主人公として登場する「レミリア」が、姓を名乗らない理由は、アナザーストーリー「Lulugo's afternoon」で紹介されています。

名前の話から離れると、テティス君が「遺影」だと言って写真を持っていた女性の事とか、気になる伏線はちゃんと後で回収するので、本編執筆をお待ち下さい。

本編後半でほぼ主人公だった「レミリア」のことについて、少し書いておきます。

母親譲りの金色の髪と、父親譲りの褐色の肌、そして菫色の瞳を持った女性です。メディウム(霊媒師)と言う職業に就いており、ベルクチュアと言う国の寺院に勤めています。

ヒーラーと似た職業ですが、ヒーラーにはできない事として、「降霊」「解呪」「反呪」等の、霊体と関わったり呪いを避けたりする能力に秀でています。

一般の魔術の中にも登場する「察知」の術も、メディウムが使う時は「霊体の捕捉に特化した能力」として発現します。

ヒーラーやメディウムの使う力は、「霊術」「霊力」と呼ばれる、人間の生命力を根源とする能力です。

人間の中にも、「魔力」を受け継いで使う者達も居ますが、以後の生涯で使う力の決定をするのは、十代の頃、修業が明けた時です。

そして、魔力や魔術に長ける「魔女」「魔術師」として生きて行くか、霊力や霊術に長ける「メディウム」「ヒーラー」等として生きて行くかに分かれます。

呪術師は少し変わった職業で、「Silver Keys」編で、ステファニーが行っていたような、「贄を屠る」「霊体を憑依させる」「誰かに呪いをかける」と言う、若干禍々しい力の使い方をする者もいます。

そうすることで自分の「呪力」の成長させ、「誰かを攻撃する能力」として使われることが多い能力です。

テティス君も、たぶん長い人生の中で、「贄を屠る」と言う儀式を行ったこともあるでしょう。ですが、ネシスちゃんと出逢ってから、その様相は無くなったようです。

自分が術を使う時も、「出来るだけネシスちゃんには現場を見られないように」気を付けているようで、もし、テティス君から呪いを受けた人が、彼の能力を「解呪」しようとするなら、

ネシスちゃんを味方につけるのが一番手っ取り早いのかな?

後発の物語群にも、恐らくテティス君は登場すると思うので、いずれまた彼等のドタバタにお付き合いくださいませ。