LuNa RhyThm official web site

時々徒然

寝だめる日

今日まで夏休みで、明日からまた勤めがあります。〆切をクリアしたばかりのなので、とにかく眠っています。13時30分くらいから19時30分まで断続的に昼寝&夕寝。そしてこれから風呂に入って本格的に睡眠をとります。

体内時計調整日と言うか。寝だめの日ですね。

昼寝にはこだわりがあって、布団じゃだめなんですよ。竹ラグ一枚の涼しい床の上に、ぺしょんぺしょんになったクッションを枕にして眠ります。枕は要るけど、ちょっとだけグリム君の生活を味わいながら眠ります。鍛えて無い頃は体が痛くなって起きちゃってたんですけど、爪先立ちトレーニングをするようになったら足腰が鍛えられて、不思議と真っ直ぐな床が寝苦しくないんです。

新しいシリーズが始まってから、何となく皆さんもどかしい気分がしているのではないでしょうか。いつになったらルリとグリムは出てくるの? とか、ウィンダーグ家の屋敷の説明で8節終わってるとか。

大丈夫です。次の8節でも、ほとんどルリとグリムの気配はしません。だけど、第1話の8節の間もちゃんとルリ達がポール・ロドスキー事務所に御厄介になっているのは、少しずつ書かれているんです。

何せセプラ医師が「人伝にそれとなく聞いた事」を書いている秘密のノートを盗み見ると言う設定でお送りしているので、短絡的に「呪いを受けた女の子がその治療師を探している」とは書けないんですね。

おまけに、ウィンダーグ家は今、ベスクロエラ家と対立中です。ナイトの友人であるポールの下に、保護されなければならない女の子がいるなんて言うのは知られないほうが良いんです。

そして、妙に嫌なお嬢様として書かれてしまっているアンジェ・ウィンダーグですが、彼女が目立っているのにも、理由はしっかりあります。

アンジェをフォローするなら、彼女が「嫌なお嬢様っぷり」を見せるのは、台詞だけだって言うのを読み取ってあげて下さい。突きとばしたり、悪戯を仕掛けたりしないでしょ? むしろ、自分より立場が下だと思っている魔女のキリカを友達のように扱って、セプラ医師に関しては「対等か、尊敬に近い」接し方をしています。

キリカはアンジェの気まぐれとつんけんした物言いに「呆れた顔」をしたり、自分が本来の仕事以外の雑用までさせられる事に関してセプラ医師に愚痴ったりしていますが、アンジェ本人を嫌っているわけではないんです。

後からセプラに愚痴を言いに来る以外、キリカはアンジェに対して文句を言って喧嘩になったりしません。キリカがアンジェとの付き合いを仕事だと割り切ってることもあるかも。

ナイトの代から数えて5世代前に政略結婚があったことで停戦協定を結んでいたウィンダーグ家とベスクロエラ家の対立と言うものがどう言うものなのかは、多分作中では説明しきれないので、再び本編が終了してから足りない部分を設定資料で説明する事になると思います。

血を飲まない吸血鬼と血を飲む吸血鬼の単純な食事に対する意見の対立ではない事は、ナイト(拒食症)以降のウィンダーグ家当主達が血液を飲む習慣を無くしただけであると言う事と、他家の吸血鬼達も食事の方法を変えているけど血液を摂取しているって言う事から読み取って下さい。

「Scar of the moon」で単純な話を書いた分、込み入った話を書きたい気分なのかも知れません。セプラ医師が書き留めたこと以上に小難しい事が展開している物語なので、僕も早く設定資料で「簡潔に書いてしまって」すっきりしたいです。