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時々徒然

みんな忙しい晩年

親戚のとても頼れる伯父さんが、事故死していたことを知る。庭師の仕事をしている伯父さんだったんだが、仕事の途中で高い所から落っこちて頭を打ってしまったんだと。

俺個人は寿命から行くと晩年と言うには早いんだけど、何時何処で「死期」が来るかは分からないんだから、しっかり毎日を生きて行こうと思う。明日死ぬとしても悔いのないように。

漫画の王様と言われる手塚治虫氏はペンも持ったまま亡くなったそうだが、作家と言うのは「何かを作っていて、『良し。面白くなって来たぞ』って思った瞬間に死ぬ」って言うのが最高だって聞いて、確かに最高だけど、その作品の結末は未完なのか…って言う、読者の視点の残念さも持ってしまっている。

そんな話より、数日前に頼まれたことの話だ。兄から、「実家の仏壇を処分してくれ」と言われたのだ。情報はウェブに転がっているので、調べて処分してくれと言う。

俺も仏具関係の物を処分するのは初めての事で、色々迷走しながら調べたのだが、仏壇と言うのは骨董品として売れる物もあるんだとさ。金張りだったり漆が使われていたりすると高価な値段で引き取ってもらえるんだと書いてあったが、普通の家にある普通の木とか真鍮とかの仏壇だと、引き取ってもらえない事もある。引き取ってもらえる場合も、安くて千円くらいだそうだ。

兄に、幾つか買取の業者が見つかったと話したら、電話で見積もりを聞いて比較してみろと言われた。まぁ、出来なくはないけど…現物の情報がほとんどないので、仏壇の様子を観に行かねばならない。

そして、仏壇を処分する時には、予め供養をしなきゃならんらしいのだ。引き取りと一緒に供養をしてくれる業者もあるけど、そう言う所に頼むとかかる金額が高いので、ちゃんとお寺に供養をお願いする事にした。

俺の実家は浄土真宗なので、本来は「人は死んだらすぐ仏になって極楽に行きます」と言う考え方で、何か物体に魂が籠っていると言う概念はないらしいんだけど、ざっくり「仏教」として考えると、やはり仏壇や位牌を処分する時は、略式でも供養が必要なんだって。

俺の住んでる小さな区域の中でも、幾つかの宗派が混在していて、浄土真宗の他に、禅宗の人も居るし、浄土宗の人も多分いると思う。そう言う、「色んな仏教の宗派の人達がお隣さんとして居る」状態なので、誰がどのように他人の家の仏壇とか、法具と言うものに関わっても嫌な気持ちにならないように、「供養」と言うものは必要なんだ。

なんで実家の…それも仏壇を処分する事になったかと言うと、実家を綺麗にして「田舎で暮らしてみたい都会の人」に貸し出そうと言う計画を進めているからなんだ。

もともとは母が「貸し出したり…」とか言い出したのが発端なんだけど、兄も唯々税金がかかるだけの家を所有しているのが大変になったんだろう。

だけど、仏壇と仏具以外は座布団すらない状態にしてしまったらしいので、お寺様を呼ぶためには、そう言う周りの物も用意しなければならない。

本当はそう言う供養とかは、供養をするための責任を負いますよーって言うのを継いだ人が実行しなければならなくて、それを拒否する事は出来ない…って言う法的システムがあるんだけど、特に法事とかをやらなくてもリスクがあると言う事でもない「ざっくりした決まり」みたいなものなんだって。

俺の実家だと、兄が一手に色んな相続をしたので、法事とかも兄が率先してやらなならんのだけど、地元に居ないのに田舎の事を任されると言う事で、手の回らない部分もあるのだろう。

一応、俺が兄と母の間を取り持つ?ことに成っているのだが、俺もクッションになっていると時々潰れそうになる。知識の収集は粗方済んでいて、予定を組める段階になったので、少し落ち着いたけど。

今月の動画はまた月末だけの更新になるかも知れない。新曲も作ってるけど、後9日間で動画制作まで完了は無理っぽい。(後日ちゃんと動画を作りました)