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時々徒然

ふぁんたずぃー

幻想。幻に想うことです。人間って、古来から「物語」を求めるものなんだそうで。その物語の一環に、「ファンタジー」と言うジャンルがあるのです。

僕は主にこのジャンルの物語を書きます。「Ash eater」シリーズを書く前から、僕の書く物語は「ファンタジー」に属するものばかりでした。

「Michele's story」も、かなり設定のしっかりしたファンタジーです。でも、ファンタジーって、読む人の「空想」、言い換えると「考察」の余地を残さないと面白くないとも思っています。

その中で、一番「設定」なる伏線を解消しているのが、「Ash eater」シリーズなんです。

最初は「Ash eater」のみで終わりのつもりだったのですが、書いている時の「ワクワク感」みたいなものが長じて、「Silver Keys」「Trill's diary」「Tom Σ」「Dark beat」と続いてきています。

主人公はその物語物語で少しずつ違いますが、吸血鬼の家系「ウィンダーグ家」を中心に、その家族、親戚、友人、知り合い、と言う色んな所の色んな人々の物語を書いてます。

HPには、主に「ウィンダーグ家」にまつわる話しか載っていませんが、

「ウィンダーグ家」のナイト・ウィンダーグ様の友人、ポール・ロドスキーが活躍する物語や、ウィンダーグ家の双子であるレナとルディの旅の様子や、いつまでも13歳くらいに見えるリッド君の逃亡記、

トリルこと、アリアさんの夫、テイル君の赤ん坊の時の話とか、裏では色々執筆しております。

その「HP未発表」の作品群からも、本編(HP作品)に影響が来ているのですが、その辺りがどう追いつくかは、毎月の公開をお楽しみに。

「Tom Σ」と「Dark beat」をつなぐ話である、「metamorphose」には、リッド君の知り合い、レティ博士が出てきます。

リッド君の逃亡記を読むと、レティ博士のことも細かく分かって、さらにHPのシリーズも面白く読めるのではないでしょうか。

文章量が少なすぎて、まだ同人誌化は出来ませんが、「Ash eater」シリーズがいつか活字になったら、HP未公開作品たちも日の目を見るでしょう。

宣伝はこのくらいにしておいて、ファンタジーに対する僕のイメージでも述べます。

さっくり言うと、「剣と魔法」の世界ですよね。古典ファンタジー。僕の書く話に、物々しい戦闘の要素が含まれるのは、古典ファンタジーの見せ場と言えば「殺陣」だからです。

最初は剣やナイフでの戦闘もあったので、ナイト様やルディ君も戦っていましたが、「Trill」の話になってきた頃から、魔法を使った戦闘が多くなって来たので、女性陣がとても活躍しています。

「Tom Σ」で、マリー・エトルと会話をするのがルディ君で、ロナウド・フェンネルと戦うのがレイア(レナ)であるのも、デフォルトとしてある「男は戦うべき」と言う考えに反発したい気持ちがあるんです。

僕の中で、女性って言うのは、「強く、気高く、美しく、知的である者」であってほしいんです。

男性は、そんな女性達を、「憧れ守る純粋な者」であると言うのが、「Ash eater」シリーズ全体にある…アイデンティティみたいなものです。

その気になれば世界を転覆させる能力を持つリッド君が、500年以上前にリーザ(ミリィ)と言う魔女を気に入り、リーザを生涯のパートナーとして、足しげく彼女の住む岩屋に帰るのも、

純粋な吸血鬼でありながら、血を飲むことも拒むナイト様が、人間であり妻であるエリーゼを、「自分の女神」なんて心の中で思いながら、歳を重ねても「あんなに美しい女性を見たことが無い」なんて言うのも、

双子の姉弟のレナとルディが、子供の頃から大人になるまで、お互いを「守らなければならない存在」であると信じあっているのも、

テイル君が、幼い頃から山奥で姉弟さながらに育ったトリル(アリア)を、「心を預けられる存在」だと思っているのも、

全部このアイデンティティに由来します。そう考えると、すごく単純な物語なんですよね。

「Dark beat」では、一転して、主人公はラナとレミリアの女性2名。今後どう展開するかは、まだ仮設のままですが、ベースにあるのは、この2人の友情かな?

今後、この2人がどうなるのかを、お楽しみに。

結局宣伝になってしまった。