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時々徒然

それは私の人生

「It's My Life」ですね。直訳してはならない。たぶん、人生で初めて、ケーキを作りました。いや、記憶には無いけど、昔もケーキっぽい物を作ったことはあるかも知れない。

作り方に忠実に「ケーキ」を作ったことが無かっただけかもしれない。とりあえずケーキを作りました。パウンドケーキって言う、一番簡単と言われるケーキ。

香りづけも具材の追加もしないで、生地を作って唯焼いた。オーブンの温度と焼時間が短くて失敗した。

170℃で45分は焼かなければならなかったらしいが、180℃で30分くらいしか焼かなかったら一番真ん中の所が、半生だった。

バターを使うのを面倒くさがって紅花油で作ったら、非常にオイリーな香りの…香りと言うか最早油くさいケーキになった。

ちゃんとしたケーキが出来るまで、何回かリベンジしてみよう。なんで突然菓子を作り始めたかと言うと、「眠れぬ夜はケーキを焼いて」って言うコミックエッセイに刺激されたから。

昔から、本に出てくるご飯(食べ物)って言うのに憧れるほうなのですよ。

映画にもなった、「猫とじいちゃん」と言うコミックエッセイにも、美味しそうなご飯がたくさん出てくる。

適量のもち米を手に入れる手段があったら、イカ飯を作ってみたいくらいだ(第7巻にイカ飯が出てくる)。

「材料を集めて調理する」と言うことはできる。自分で作る、という自己満足は得られるので、次は、「美味しく作る」の段階を目指してみよう。

油は紅花油ではなく、半量くらいはちゃんとバターを使って、卵をしっかり泡立てて、パウンドケーキ型にはクッキングシート敷く、と。

何故、料理本でもない本に出てくる飯が好きなのかと言うのを自分に問いかけてみると、「理想の美味しさ」を思い描くからかな。

写真が載ってて作り方が専門に載ってる料理本では、魅力を感じなのだ。写真は美味しくない。写真になったものは、食品サンプルと同じなのだ。

香りまで伝わって来そうな色彩や、整った形、食べたらきっとこんな触感だろうな、とイメージを広げる余地がある「絵」に惹かれると言うか。

「眠れぬ夜にはケーキを焼いて」では、作っている間に著者さんがオーブン覗くためにうろうろ歩いているシーンとかあるんだが、そう言うのが「あー、分かる分かる」ってなる。

焼き上がったばかりの一切れを味わうとか、そう言う「これ美味しそう」って思わせてくれる表現が好き。

そんなわけで、「油くさいパウンドケーキっぽい物」が、「理想のパウンドケーキ」になるまで、しばらくケーキを作ります。

卵くさいのも気になったから、なんか香りを付ける方法も考えよう。酒は体調管理の面でアウトなので、ココアとか? チョコ風味にしてみようか。

よし、クッキングシートと一緒にバターと森永ピュアココアを買って来よう。