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時々徒然

男子達

女性の「美形」を描くのも難しいですが、男性の「美形」を描くのも、また難しく。

爽やかな好青年なのか、ショタっぽい悪ガキなのか、女性的な美しさを持っているのか、って言う。

今3つ例を挙げましたが、僕の小説に出て来る登場人物に当てはめると、シェディ、リッド、テイルって言う感じかな。

別の言い方をすると、「ロリコン」「悪食」「天然ボケ」の3人なんですけど、そう言う欠点? があっても、「こいつクールじゃん」って思えるキャラクターデザインにしてあげたいです。

リッドの絵は先週展示しましたが、結構いい線行ったかと。割と、男子陣は完璧でミステリアスな美形ってあんまり居ないんですよね。

外部サイトからこのHPを知った人は知らないと思うんですけど、シリーズ小説群の第一部である小説の主人公、「ナイト・ウィンダーグ様」が、若干ミステリアスな美形かな?

ナイト様は人間くさい所がいっぱいあって、パンパネラとしては「おかしなやつ」だとしても、人間としては「紳士」に見えてしまうって言う。

だけど、あの方はパンパネラとして日頃の食生活が行き届いていないので、ちょっと痩せすぎなんですよね。痩せ過ぎっぷりを美しく見えるように描いてあげる必要がある。

綺麗な外見の人が多いって言うのは、描写の仕方によってそうなるんですけど、誰がどのような外見で、どのように「人目を引くところ」があるとか、他人に気に入られるところがあるとか、

そう言う描写も必要ですね。絵としてね。リッドを描いたときは、小説の中に出て来る要素を踏まえて、「イケショタ」になるようなシチュエーションにしてみました。

タイトルがそのままなんですけど、「去り際」ですね。あの絵の改善点を挙げるなら、構図をダイナミックに…羽をもっと大きくするとか、コートのはためきを大袈裟にするとかしたほうが良かった。

顔の影の塗りこみもちょっとアニメ塗りすぎて面白味が無いかな。綺麗に塗れたとは思うけど、ピンクみが強いのも気になるし。白色人種の肌としては正解かもしれないけど。

そもそも、彼等の人種ってなんなんだろう。元々パンパネラは人じゃないんですけど、「人とパンパネラを分けた分岐」と言うのが存在する世界なので、種の起源は同じなのかも。

デュルエーナって言う国は、モデルがいくつかあって、色んな国の特徴を寄せ集めたような…ごちゃごちゃの国なんです。

「王(ロイヤルファミリー)」が居て、「政府」があって、肌の色での人種偏見を乗り越えていて、バスや電車は時間通りに来て、砂丘地帯森林地帯があって、未開の山脈地帯が存在する。

内陸の盆地のような国で、6方向を別の国と接していて、恐らく永世中立国であるはず、だけど貿易に関しては他国の侵害とかをはねつける力もあるが、家庭内暴力や麻薬の存在と言う負の面も持ち、

一時期は魔術と言うものを忌み嫌う人々により魔女狩りが横行していた。って言う国。

デュルエーナの描写は、主人公だったナイト・ウィンダーグ様の居住地と行動範囲に限られることが多くて、主にパルムロン街と言う古い町と、その西側にあるいくつかの町が出てきます。

それから、ミリィの住む山岳地帯トランチェッタ―地方の「ディオン山」は、第二部でも度々出てきます。ディオン山の名前は、「オーディン」って言う神話の神様から取りました。

ディオン山は山脈ですが、富士山より高い山です。麓まで降りても、周りは人気が無い山の中なので、わずか数十kmの山脈なのに、魔物達が隠れて暮らせるって言う。

名付けをする時は、語感で考える時もあるし、神話の神様の名前からとったり、布の種類とか、お菓子の名前とか、有名人とか、「カタカナ語で響きの良いもの」って言う感じで名付けます。

デュルエーナの田舎町、ナイト様の学友ポール・ロドスキーさんの住居がある町は「カテス」と言いますが、これは「カステラ」が原形なんですよ。

だから、カテスの名前が出て来る度に、心の中で「ふっ。カステラめ」って思ってました。第二部で、田舎町の名前で「イリス」って言うのが出てきますけど、これは確か神話の登場人物の名前ですね。

イリスは田舎町なのに、レストランとか百貨店とか雑貨市場とかクレープ屋とかあって、結構栄えている様子が見られます。

雑貨市場ではなく、露天商って書いても良かったんですけど、露天だと…ぽつんと一ヶ所だけあるイメージがあったので、市場にしました。

いずれ「クロウ」や「キュア」のイラストも描くと思うので、彼等が「可愛い男の子」と言われたり、「女の子と間違われる外見」をしている理由を、ちゃんと描けたら良いかな。