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時々徒然

第一章「作詞家になってみない?」

一番最初の事から説明すると、俺が作家業をしているってことがあるんだ。音楽を作っていて、作詞作曲をベースに、小説書いたりポエム書いたりラクガキしたり本気絵を描いたりしていると。

その創作活動は面白くはあるのだが、ほとんどの事を自分一人でやっていて、動画に使うイラストを描いている時間がないときとかに、ピアプロで絵をお借りするくらいのコラボをしていたのですが。

なんか、作詞が思うように書けない。さっきの記事で書いた通り、普段からポエを書かなくなったのが鈍りの原因だと思うんだけど、なんとか、俺もリフレッシュしつつ新しい事がしたい。

そこで、文芸部の人に「歌の歌詞書いてみない?」と声をかけた。

ピアプロ使ってるんだったらピアプロで歌詞募集をすればいいのかも知れないが、俺が使いやすく作り替えること前提での歌詞募集なので、サークルの人に頼んだのです。

3曲デモを作って行って、最初は文芸部の皆さんで話し合いながら作ってもらおうと思ったんだが、とある方が、とある曲に心を寄せて下さって、その曲をフライングゲットしたんですよ。

話し合いが進んでなかったし、思いついた人から書いてくれて全く僕としては問題なかったんですけど、残る2曲がどちらもミドルファストからファストテンポなので、その担当になった人は大変かな。

フラゲをした人はペンネーム「Sugaer-an」さんこと、「シュガー・アン」さんなんですけど、彼女は数日間、歌詞について何も思い浮かばない日々が続いてて、ある日眠っていたら降りてきたと。

何が降りてきたって、歌詞が降臨したんですよ。僕が「文章多めだと使いやすい」と言っていたのを覚えていて、文章多めの歌詞を書いて来てくれたんです。

呟きがパラパラと書かれている部分と、情景描写と、メッセージって言うのが全部包括されていたので、その文章の中から、「これはこの人(シュガー・アンさん)が使いたい言葉だな」って言うのと、

メロディーに組み込むときに響きの良い部分と、情景描写として必要な部分を取り出して、そのまま使ったり並べ替えたり言い換えたりしながら、リリックにしたんですよ。

シュガー・アンさんが、「これは死んだ人へ向けた思いの言葉」だと言う事を言っていたので、アレンジする時も、なるべくその辺のニュアンスを殺さないようにしました。

一見すると恋歌ですけど、死んだ人への恋歌だとすると、「留守番電話」に「残ったメッセージ」で「心が震える」のに「裏腹に 気持ちは何処か」なのかがわかるでしょ?

その他に、「誰もが知るいけない事」って言うワードが出てきますけど、「誰もが知る」の部分は僕がメロディーとの兼ね合いと、意訳として付けたもので、「いけない事」の部分は原案のままです。

死者への思いの歌だって言うのと、直前に「永久への花に辿りつく」って言うワードが出て来るので、永久に続く世界に触れるのは禁忌であるって言う意味と、

その永久の世界に「行くことは出来ない」って言う意味があると僕は解釈したんですね。

そう言う所から、この部分は絶対言いたいワードなんだろうなと思って重視したのと、「思いを持っても、誰でもそれは知っている『いけない事』」なんだって言う戒め的な言葉にしました。

シュガー・アンさんが、どんな事をその歌詞の中で言いたいのかにかなり重きを置きましたね。上手く意味を拾い上げられていると良いんですけど。

何度も重複して出てくる言葉に関しては、最初の提示と最後の提示の2回だけにしたり、3回以上出てくる言葉は一部置き換えました。

歌詞が出来て、メロに乗せて、僕としてもOKが出せる状態にしてから、シュガー・アンさんには…「アレンジした歌詞」だけを文章でお知らせして、後は出来てのお楽しみにしたんですよ。

そんな経過で、シュガー・アンさん作詞家デビュー作「記憶の千華(きおくのせんか)」は、ニコ動とYouTubeで公開中です。

ニコ動かYouTubeで「LuNaRhyThm(lunarhythmでも可)」を検索すると、曲一覧が出てきます。シュガー・アンさんのペンネーム「Sugar-an」をタグにするかは、今のところ未定です。