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時々徒然

ノートを3ページ

A4サイズの秘密のノートに秘密の事を毎日3ページ書く。それだけでストレスが減退。瞼の震えも起こらなくなったし、寝つきも良いし寝起きも良いし。ただしマウスピースはがっちり噛みしめている。

秘密のノートだが、内容は至ってシンプルである。朝起きて、思いついたことを書く。それだけ。

以前、作文の書き方で結論から書く方法があるから、秘密のノートでもそう言うを書き方をしてしまうのは仕方ないのでは…と言う話をしたが、実際に書いてみると、「この状況で作文調の書き方をしようとする奴がいたらあほだな」と思った。そのくらい、寝起きの状況でA4ノートを3ページ書くって言うのは、時間としても長いし、ひたすらネタが思いつかないのだ。

しかも朝のうちにと言う制限時間付きなので、とにかく時間内に文字を何でも良いから書かなければならない。

文体にこだわって、あくまでも優雅に、切れの良い(と思う)冴えてる(と心酔する)自分をノートに記すぜ! 寝起きで! って言う人って、自分を笑える状況に追い込んでいると自覚しているだろうか。

朝起きてすぐ書くと言うルールがあるので、頭がしっかり働いて来て文章を書き始める時に、前置きがあるはずなんだ。

多少しゃっきりしている人だと考えても、日付と天気と気温と、朝ご飯のメニューくらい書いておくとか。俺個人の体験からすると、朝考えてる事って大体、その日の状況だったり、自分のその時の状況だったりする。

眠ってて、起きた時点から、即、「人間とは」とか「世界平和とは」とか「生涯の意味とは」とかって事を考えていると言う設定の人は、まず、その設定を落ち着けたほうが良いと思う。

秘密のノートに書きたいことが「人生哲学」だったとしても、まずは哲学を考えるためのきっかけが何だったのかから順に考えて行った方が、頭も整うと思うし、A4のノートを3ページ埋めると言う日課をクリアするのにもネタが長続きするだろう。

「朝起きる、身支度する、飯食う、この後、出かけて働いて、昼ご飯食べて働いて、帰って来て休んで夕飯食って風呂入ってテレビ見て眠ってまた明日朝が来て…俺の人生はこれで良いのかと思い始めた」

って言う所を崩れた文字ででも前置きとして書いておくと、2行くらい埋まる。そして、ちゃんと「哲学したい気持ちを満足させたい」って言う方向に話を持って行ける。

話を持って行っても、それを読むのは自分だけなんだけどね。自分のナルシズムを満足させるためのノートとしてA4ノート3ページを書きたいんだったら、そう言う方向に自然に持って行くための伏線をはっておかないと、誰かにノートを見られたときに「ああ、こいつかっこつけたいんだろうな」ってバレるからな。

そんな事を書いている俺は、今の所、伏線は貼ってない。本当に朝思いついたことを書いているので、頭に言葉が思いついたらその通りに書く。例えば、「どうしよう何かを書けば良いんだ」とか。それでページが埋まるなら良いのだ。

ノートを書いてる間に時間が経過してきて、段々はっきり頭が覚めてくると、少し内容のある事を書き始めたりする。でも、筆がのってくるくらいになると3ページ目の文末に成っている。

3ページしか書けないのがもどかしい時もあるが、制限が無いと辛い時もあるし、制限があるから自己抑制出来る時もあるので、3ページと言う括りは丁度良いのかも。

俺は公開ノート(メモ)として当文章トークのコーナーとか書いてるので、手書きノート3ページで物足りなかったらパソコンで文字を打てば良いのだ。

A4ノートを書き始めて今日で10日なのだが、読み返してみて思うに、俺って本当に…何も考えてない奴なんだなって。

寝起きだからかもしれないし、眠ってる時からの切り替えが早いのかもしれないし、もしかしたら前日の記憶が解離してるのかも知れないが、毎朝ノートに書くネタに困っている。

そして、眠る前くらいに「明日ノートを書く時間に成ったら、こんなことを書こうかな」とか思って、眠って起きると、昨日思いついたネタを忘れている。

俺は多分に「光の如き速さで思いついたことを忘れるタイプ」なので、良いアイデアが浮かんだらすぐにメモしておいたほうが良いんだ。

閃いたことはすぐに文字に書き留めるって事をしないと、すぐ忘れる。なので、持続的に熟考しなきゃならない時は、こんな風に文章を打ちながらのほうが調子が良い。

その代わり、「思いついたことをすぐに発言して良い」ってときは、割と喋れるほう。唯、その発言が的を射ているかどうかは分からない。