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時々徒然

思いつく

色んなことに興味を持つ状態になると言うのは、確かにアーティストノートの効果が発揮されているんですよ。理性脳が疲れ切って、発想脳(アーティスト脳)が活発に活動していると言う事なので。

思いつく、何か発想すると言う事を得るために、色んな知識が欲しい状態です。今までは、「必要だから知ろう」と思ってたことが、「面白いから知りたい」に変わったと言うか。

その代わり、アーティストノートに毎朝書く3ページを「モーニングページ」と呼ぶのですが、そのモーニングページを書くと、午後から文筆活動をするためにはすごく疲れます。

そこで、モーニングページを書いている間に文筆活動、主に小説執筆のためのプロットを書いたり、隠し設定を書いたりしているんですけど、完全にプロット通りに進むことはあまりないですね。

小説の登場人物って言うのは夫々人格や性格を持っていて、こう言う状態になったらこう行動するって言う縛りがあるんですよ。

執筆者によっては、それは設定で決めらているかもしれないし、登場人物の必要性で行動させる場合もあるかも知れません。僕の場合は、この登場人物は、これこれこのような過去を持っており、現在はこう言う行動性と考え方を持っているって言うのを頭の中やメモで想定して、それならこの物語の中ではこう行動するだろうって言うのを綴っている感じです。

その過去と現在がきっちり決まっている登場人物も居れば、うすぼんやりと決まっている登場人物も居て、物語の展開としてどの登場人物にスポットが当たるかによって、過去や現在の設定が綿密になり、未来である「物語」の中で行動し始めるって言う感じです。

だから、ある時点で僕が思ってる「プロット」に倣って、実際に執筆をして、彼等がプロット通りに行動しても、僕はそれを不自然と考えて書き直しちゃうこともあるんですね。

物語の区切りと言うか、今執筆中のシリーズ小説「Scar of The moon」の主人公、ルリとグリムの未来は決まってるんですよ。

ガチガチにプロットを考えても、僕の癖で彼等の行動が「不自然」だと考えたら書き換えと思うので、ざっくりした未来が決まっている状態です。

本日、Pixivで公開したストーリーでは、ルリとグリムが「ヤドカリの家」を離れて、敵の手から逃げ回っている状態であることが記されています。

ルリとグリムの物語では、バトルと言ってもバトルシーンはそんなに出て来ません。グリムが何処かでこっそり闘って来てルリに事後報告をするとか、ルリ達が敵を追っ払った時も、事件後にルリ達の物語が進展したところを描写しています。なので、バトル小説の「綿密に描写された闘いのシーン」が好きな人にとってはつまらなく感じるかもしれないです。

僕としても、綿密に描写したいバトルシーンと言うのはあるんです。そのシーンだけはいつもより闘いの描写が細かくなるかもしれません。ですが、書きとばす事も十分あり得ます。

話の内容としては描写としてグロテスクだと思われるシーンとかも普通に書いてしまう事はあるんですけど、ルリとグリムの物語では、なるべくそう言う描写は省くか、軽度な表現にしています。

ルリが敵を攻撃して、「4人封じた」と発言するシーンがありますが、4人の敵を行動不能にしたと言うことです。その敵は、放っておいたら死んじゃうかもしれない重傷を負っています。

だけど、ルリは「仕留めた」とは言いません。何故なら、相手も魔法を使う者達なので、その心得があればたちどころに回復するかも知れない程度のダメージしか与えてないからです。

術がしばらく使えない程度に「動きを封じる」事しかしないし、ルリは性格上、どう覚悟を決めても「霊体を消滅させる」事や、「回復不能の重傷を負わせる」事が出来ないんです。

だから、そのすべが簡単に使えるグリムに「反撃禁止」の約束をさせたんですね。グリムは素直で純粋であるが故に、敵の命を奪うと言う事にも抵抗がないんです。

ルリは「敵と思ったものを簡単に仕留めてしまう」と言うグリムの素直さに制約を課して、グリムを清らかな精霊として成長させようとしているわけです。

ルリの一番の目標は、エスタの遺志を継ぐことですからね。