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制作秘話



2018年【10月の音響】について



2017年の10月に始めた【音響効果】の企画ですが、ついに1年経過する…かな? っていう時期ですね。

最初は「ハロウィンの曲を作ろうぜ」って言うことで、別件相方のPeaceさんと一緒に面白おかしく始めたのですよ。

それを毎月恒例化しようと言う事に成り、毎月僕が1本発表曲を作曲することになったのです。

でも、僕だけの作詞作曲だと、ダークネス要素が強すぎてポップ要素が無くてキッチュすぎるって言う結果に成っていました。

久しぶりにPeaceさんと共作したわけで、佳人の「ポップ要素」の中に、僕のダークネス風味がちらりと入っている2作に成りました。

Peaceさん的には、もっとポップなコミックソングみたいなのを想像していたようですが、確かに多少ポップにしたんですよ。

でも、ごつくて骨太い要素は多分に出てしまったかなと…。

音に関してとかは下記で紹介します。

2018年10月



10月の音響「Decoration」「ボクハボタモチ」について



「Decoration」は、ケーキ作りの歌ですね。イントロは割とポップなんですけど、後になるほど骨太い。

16ビートでスネアを乱打する「ポップ」です。これは…「キッチュ」のほうが強いのかな?

ベースを80くらいに抑えてあるんですけど、割とほぼ聞こえなくても良い仕事はするんだなぁと。いつも通り不思議なベースですけどね。

めっちゃカラフルなケーキを作って「召し上がれ」って差し出したら、放り投げられたので「真っ赤な花」をプレゼントしてしまったと言う。ここは僕が作詩した部分ですけど、相変わらずホラーな(笑)。

「ボクハボタモチ」は、そのままぼたもちの歌です。原文の詩はちゃんと3人称で書いてあるんですけど、何故か僕的に「これは『ぼたもち』が主人公の歌にしよう」と言う画策を練ってしまい、

ぼたもち君の一生…儚い一生をつづった曲に成りました。すごく「ぼたもち」君がポジティブで、すっきりとした後味のある曲ではないでしょうか。

最後のほうで、木魚鳴ってますけどね。



今回の作曲について



「Decoration」のほうは、曲と歌メロを作ってから歌詞の増幅を計ったのですが、Peaceさんが考えてくれた部分は大体1ループ目で使い果たし、他は意向にそぐわない程度に(?)僕が作詞しました。

Peaceさんの言葉の引き出しには、「毒素」とか言う言葉はありません。これはPeaceさんの名誉のためにフォローしておきます。

佳人の作詩に触れると、「こう言うのがポップか」って思うんですけど、どうしても僕の中では「もうちょっとスパイシーな言葉を」と思ってしまうんですよね。

僕にとっての「スパイシー」って言うのが、曲の中にちらちら出てくる「ダークネス要素」なんですけど、ブラックユーモアと言う事で。

曲の構造に関しては、いつも通りのラウドパンクですね。ベースが少し小さいけど。今回はちゃんとストリング使ってるんですよ。僕としては普通の曲ですね。

「ボクハボタモチ」のほうは、粛々とした歌詞だったので、リズミカルに、歌ってる人が悪い笑みを浮かべながら、「半殺し」「皆殺し」を連呼してるのを想像してくれると嬉しいなぁと思って作りました。

オチとしては、餅米の話なんですけどね。

これは「Decoration」より先に作ったんですけど、ノリノリなのはいつも通りです。

イントロでストリングがリフを引いているのですが、これがメインリフになっていて、いつもぐちゃぐちゃしているリフ軍もすっきりしてると思います。

ファイル変換をしてから、2分55秒しかないって気づいて、こんな短くて大丈夫かなって思ったんですけど、あっさり終わったほうが面白い構造ではあるかも。

アウトロがやけに盛り上がってますけど、オチ前は盛り上がっておこうくらいの気分かな。