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制作秘話



2019年【2月の音響】について



また、正月に出遅れました。出遅れた理由(しかもフォローする気力も無かった理由)は、たぶん月一日記とかに描いてあると思いますが…書いて無かったらごめんなさい。

僕も、既に2ヶ月前のことは忘れています。多忙と言うか…一般人レベルの活動をするようになったら、新しく覚える情報量が増えて、とろこてん式に昔のことは忘れるようになりました。

身の危険にまつわることとかは、全然忘れてないですけどね。信号は守るし、ご飯もちゃんと食べてるし、紅茶がインフルエンザを予防すると聞いてから、コーヒーを買わなくなったし。

別にコーヒーが悪いわけではなくて、コーヒーにかけるマネーを紅茶にかけているだけです。リプトンだけど。

そんなことは日記に書けって話です。

そんな中で出来た2月の音響はですね。春を待ち焦がれる歌です。極寒の2月、風邪をひきそうになりながら作りました。それだけは覚えています。詳しくは、下記に。

2019年3月



2月の音響「春風」について



ケルトロックを作ってみようと思って、笛の旋律を主体に作っていきました。

実際の「ケルトミュージック」の国では、もっと陽気ないかにも「西洋の祭~」って感じの旋律の作品が多いです。ロック版にアレンジされてても、「祭~」な部分は、さすが地元民だと思います。

ですが、僕が陽気なケルトっぽい旋律を作ると、確かに民族系だけどケルトでは無いような…みたいな曲になります。

戦闘的なケルトミュージック(らしきもの)なら得意ですよ。がんがんあおりますよ。RPGの戦闘の音楽みたいな。

曲の構造はさらに下記で記しますが、原形はケルトだったけど、作詞の過程で和になりましたって言う、異端者です。

歌メロを点ける際に、Bメロの笛の旋律を殺すのが惜しかったので、そのままBメロを歌メロにも使ったんですよ。そこがすごく和的なメロディだったので(「ケルト」は何処へ…)、

歌詞も全体的に和系に。桜の歌って言うと、僕の中のカテゴリーでは「和」しかないんですよ。すごく狭い世界に生きているもので。

ひねくれものなことに、僕がBメロが好きな人なので、Bメロで終わる曲とかも結構作るけど、この曲はすごくその典型みたいな。

すごく短いアウトロがついていますが、それも笛でBメロをなぞっただけですもん。

でも、あのBメロに載せた歌詞は、我ながら秀作だと思います。あの部分だけで聞けます。



今回の作曲について



作曲についてって、曲の構造の説明で良いのか、最近悩んでいます。でも、パッソンについて語れと言われても、筆舌つくしがたい…パッソンに導かれて曲を作っているので、パッソンについては僕にも謎です。

それはそうと、「春風」の曲の構造は、上記でも書いた通り、笛(フルート)主体で、すごく和なBメロが出来たあたりから何かかがケルトではなくなった曲です。

フルートの他は、グロッケンスパイル(だっけ?)と、ブライトピアノを使ってますね。それから、ベースとドラムと、ノイズギター…。いつも通りのメンツです。

ボカロ技としては、IAさんの声の「ジェンダーファクター」を20ほど低音(男声)寄りに設定してあります。

低音の女声が結構好きなので、低い声で歌ってほしい時はMewさんを多用することが多いですが、今回はあえて、IAさんの声で「調教」?してみました。

音符の高低とジェンダーファクターの影響で、「待つ庭の桜は咲き誇る今も」のところの「今も」の「い」の発音が勢いよくなってるのが、個人的に好みです。

ボーカロイドに感情を込めさせるって、こういう事か! みたいな。

音の構造としては、フルート単音、グロッケン単音、ブライトピアノが単音と和音、ベースとドラムがリズム、ノイズギターが和音、です。

僕がスタンダードとしている普通の曲を普通に作るとこうなるよ! みたいな曲ですかね。

先ほども書きましたが、お気に入りはBメロです。