2020年【3月の音響】について
あんまり作曲の事だけ考えなくなりました。「作曲の事すら」考えないのではなく、「作曲の事だけ」考えていた状態を抜け出したと言うか。
創作の幅が広がってきているので、これはこれで良い現象なのではないでしょうか。
今は次の制作のための素材集めをしています。何に生かされるかは分からないけど、工事現場とか古い鉄骨とかの写真を集めています。
工場の夜景を摂りに行きたいけど、近くに工場地帯が無い…。昼間に工場に行っても良いんですけど、一般人は立ち入り禁止だと思うので、遠景しか撮れない。
短期間に大量の情報を必要としているのですが、乗り物移動じゃなくて、歩かないと分からない景色とか写したいんですよね。
制作に関しては、ベタネタは無しだと思っているのですが、ロックしか作れない奴が「better」を無くしたら、戻ってくるための「基本」が無くなります。
そんなわけで、今月の音響も、安定?のロックンロールでございます。
先月、あれだけやたら真面目な曲をアップしましたが、今回は結構遊んでます。
2020年3月
2月の音響「Kitty Tale」について
子猫の話です。金の話ではありません。イメージはマザーグースですね。坂道を転げ落ちる子猫は助かるのか!? って言う。
この曲は今月あたまくらいに出来ていたもので、曲先行、歌詞後なんです。メモを取った時、良くこれだけ言葉詰め込んだなって言う文章量で、ちょっとワクワクしてました。
繰り返しはほぼありません。最初から最後まで、物語が続いています。
マザーグース的な世界観は得意分野なので、結構ふざけてても形になります。
Aメロ、サビ、Bメロの順番で出てきますが、1回目のAメロとサビはほとんど意味ないんですよ。唯言葉が出てくるに任せて詞を書きました。
「おとぎばなし」と一番後のほうで言ってる通り、この曲は全体がおとぎばなしです。その「おとぎばなし」の中で、ボブテイルの子と言われる猫が、
自分の尻尾は元から短かったのではなく、あのギザギザに切られたから短いんだ、と思い浮かべて、意味のない嘆きに駆られている「後日談」で終わります。
本編? に出てくる子猫の運命は、初音ミクさんが2分35秒の間に歌いあげてくれています。
たぶん、イントロとアウトロがものすごく短いから3分無い曲なんでしょう。歌ってる部分はすごくあります。
いつもの如く、英文がブロークンイングリッシュですが。
今回の作曲について
ボカロは「初音ミクOriginal版」を使用しています。ゲインの値を上げれば、ミクでも結構はっきりした発音になるっぽい?のですが、早口の部分が、わやわやしていたので、
ベロシティを少し上げて活舌を良くしてあります。
暇な時間を使って、調教に凝ってみるのも良いかも知れないと思う。
ギターが高い音でぎゅんぎゅん言ってますけど、「パワーコードっぽい打ち込み方がしたい」と思って試してみて、「唯うるさくなっただけだった」と言う、ありがちな失敗をしました。
だけど、その部分の「カオス」な感じから、詞のほうの案が出てきたようなものなので、怪我の功名ですね。
テンポは168で、ギターが16ビートを弾いても、音が飛ばないくらいにしてあります。たぶん、人間が弾けば180でも16ビート弾けると思うんですけど、DTMソフトの限界があるっぽいので。
Bメロの掻き鳴らしっぷりが良い感じ。ドラムが8ビートを律儀に叩いてる。ベースは…ベースの音何処だろう(既に覚えていない)。
一瞬で盛り上がって、あっと言う間に消えていく感じですね。
今後は、テンポが速くても、3分間持たせられる曲を作ることが目標と言う事で。
エクスポートした時点で、既に割れてる領域の音量だったので、コンプレッサーで少し音量を抑えました。
それでも、割れる時は割れるんですけど。
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