ちょっと残しておく喜び

俺は外見上辛党に見えるらしい。辛党と言うのは、俗に酒飲みの事である。だが、実際の俺は酒も飲まんし、甘いものは結構好きだ。
駄菓子屋で買った甘いものを、「ちょっとずつちびちび食べる」事で、成長期の頃の飢えをしのいでいたのが思い出される。
いつの頃からか、俺は「飯はいっぱい食べなきゃダメ」と言う変な家訓により、でっぷり肥えていたことがある。
一人で暮らすようになってから、食事のコントロールが必要になった。
起きている間は常に何か食べている状態が数年続いたこともあり、その期間は、レコーディングダイエットをしようが、筋トレをしようが、肉を食べなかろうが、痩せなかった。
とある派閥の服が着たいと言う願望から、その服を着れるようになるために痩せると言うダイエットを始めた。
「腹が減ったらとりあえずお茶を飲む」とか、「基本肉は食べない」とか、色々頑張ってみた。痩せた。服を買うための貯金も出来た。服買った。着れた。万歳。
数年間、その派閥の服が着れる状態を維持した。体重が定着した。万歳。と言うわけで、今は理想体重をキープしている。
一度、リバウンドしかけて腹がムチムチになったが、ヨーグルト生活を始めたら、サイズダウンまではいかないが、ムチムチではなくなった。
食糧として買ってくる物も変わった。お菓子はこの頃めったに買わなくなったが、今日はすごくトッポが食べたい気分だったので、買って来た。
箱を空けた。2袋に分かれていた。一袋食べた。満足。太り期だったら、2袋食べた後、次のお菓子を食べていただろう。
しかし、俺はもはやトッポを一袋食べるだけで…ちょっと気持ち悪くなるのだ。「あえて我慢してる」わけではなく、体が糖分に対して悲鳴を上げるのだ。
ならば残せる分は残しておいて、分割して食べたほうが好い。
だが、野菜ジュースは1リットルあると全部飲む。同じ野菜ジュースばかりだと辛くなるので、今日は別の野菜ジュースにした。
ニンジンがいっぱい入ってるやつ。美味しかった。カロテンが足りなかったのか。