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制作秘話



どんな時に曲や詞が生まれるの?



主に思い浮かぶのは、パソコンのスコアエディタの前です。

ですが、曲や詞については無意識的にいつも考えているらしく、睡眠中に夢で「見た」り、「聴いた」りした物語や音色をスコアや歌詞に起こすこともあります。

もちろん、睡眠中に途中で起きてスコアを起動させるわけですから、寝ぼけてスコアを打って、後から聴いてみたからダサかった、と言うパターンもありますが、その際は闇に葬り去ります。

ですが、そんな神がかった曲ばかりではありませんから、地道にギタ練習をしながら作ったリフを採用したりもします。

作曲ソフトをあれこれいじりながら、色んな調やコードやトーン(楽器音)を試したり、試行錯誤もしていますよ?



曲作りで工夫していること、苦労している事は?



工夫と言うか、作曲やDTMを行なう上で当たり前のことになってしまいますが、「一度使ったリフは、別の曲と被らないようにする」ということと、

ボカロを使っていると忘れがちになる、「ブレス」や「間」の取り方に気をつけています。

メロディーを殺さないように、なおかつ無理なく息継ぎのできる「人間っぽい歌」を作る事を心がけています。

その他には、個人的に気をつけているのが、「パッドの音に頼りすぎないこと」ですね。

電子音が好きなので、ついつい多用してしまうのですが、なるべく「電子音系」と「バンドサウンド系」は区別しておきたいのが心情です。



テーマを決めてから作ってるの? 作っているうちにテーマが決まって来るの?



CD-Rを制作する時は、大体大まかなテーマを決めます。

でも、あまり「これがテーマです」と言う、どーんとしたものではなく、仄かに気配を感じ取ってもらえればいいかなと言うくらいの「テーマ」です。

聴いてみて、全然テーマと違う事をイメージしてもらっても構いませんし。

例えばCD-R「メガプテラ」はクジラの一生がテーマですが、そのテーマを念頭に作っていても、作っている途中で「これは今回のCD-Rにはそぐわないな」と判断して、選出から外される曲も多々あります。

もちろん、その時作っているCD-Rに収録されなくても、別な形で発表する事もあります。

テーマにそぐわない=作っている過程で別のイメージになった、と言う事でしょう。