楽曲のイメージやコンセプトは?
一つづつ解説して行きますと、CD-R「メガプテラ」は、クジラの一生をイメージして作った作品集になります。
最初のイメージは、「タヒチでは、クジラは造物主の影であると考えられている」と言うキーワードからはじまり、「メガプテラ」に収録されている一番最後の曲、「深海」がクジラ物語の軸になっています。
まず浮かんできたのが、「クジラが死んだ場合、亡骸はどこへ行くのか?」と言う疑問で、そこから深海に沈んで逝くクジラの物語になりました。
「深海」については、また後ほど解説させていただきます。
「バイオ」について
CD-R「メガプテラ」収録曲の中で、一番最後にできた曲です。
もう、ギターとドラムと歌のみで、パンクにどどんとGOってしまえ!! と言う勢いを込めたら、我ながら素晴らしくパンクな曲ができました。
テンポを140に設定した事もあり、楽器音のほうは、作った本人も気に入る荒っぽさが出せたかなと思うのですが、初音ミクさんの声が勢いに追いつけず、語尾がおかしくなっている部分があります。
その点は残念ですが、残念と思いつつきっちりトップバッターを任せた一曲です。
クジラが、「クジラ」として進化して行く様を表現しています。
「プテラ」について
作った順番で行くと、「深海」の次が「プテラ」です。
これはクジラが「生きている事を喜んでいる」曲なので、あえて暗い言葉は使わないように心がけて詞を書きました。
歌詞の中にもCD-Rのタイトルにも出てくる「プテラ」がなんの事なのかと言うと、「メガプテラ」とは、クジラの学名で「大きな翼」と言う意味なのだそうです。
収録曲「プテラ」には、「翼」と言う言葉も出てきますが、「翼」「翼」と言うているよりは、「プテラ」と言う語を生きさせてあげたかったんですね。
曲的にもやたらと音がぎゅうぎゅうしている感じですが、まさにクジラが「この世の春」を満喫している感覚です。未来への希望、暖かさを歌った曲ですね。
そんな中でも、やたらと唸っているベースが恐ろしいですが…DTMとは言え、よく考えたものです。
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