制作秘話
YouTubeアップUTAU曲。「Tiny garden」の歌詞は?
タイトル「Tiny garden」。作詞作曲：胎夢。歌：デフォ子
見上げていた 雲間にみる 青が抱く 何もかもが
異質の神 流浪の民 溢れた雨 さやさやとそよぐ
さらう風 消えそうな あの虹は 呼んでいた
笑い声も 鳴き声すら 掻き消された 降りしきるは 無音の雨
風が鳴るの 呟くよう
極彩色の 灰色の雨 目を瞬けば 消えてしまいそう
続く明日をさ 願ってみても 手を引かれてく お別れの歌を
耳を澄ます 静けさの音 力を得て 何を願う
悲しまない 明日を手に 包んでいた 小鳥は羽ばたく
砂の城 崩れゆく 誰も知る こともなく
夕映えの日 めぐり会った 森の中で 踊りましょう つかんだ手に 木の葉降らし
帰り着いた 君に渡す
祝福と夢 消えてしまうと 思っているの 幼きあの日 不思議な魔法 恐れを知らぬ
だから歩めた 小さな庭がさ
くるくる舞う 森の枝葉 次に逢える 約束など なくてもまた その茜日 巡って来る
木の葉埋もれ
浸食するは 枝葉と土と 緑に染まる 森の魔法で 君はゆっくり 朽ちて逝くんだ
横たわってる 朽ち葉の棺と
隠してゆくの プラチナに染め 静かに魔法 解けて行くから
君の最期に 出逢ったものは 黙って花を たむけるだろうか
「Tiny garden」について
少女系ダークファンタジーとでも言いましょうか。基本は、「お別れの歌」なんですよ。
これは歌が先に出来ていましたね。UTAUソングは、歌を先に作るので、この雰囲気のあるデフォ子の声にぴったりな伴奏になったなぁと、
今聴いても思います。
冒頭の詞は、旋律にあった言葉を探して行く段階で、あんな形になりました。
この曲では、詞を細かく切って、パラパラッとあちらこちらから文字が出てくるようにしたので、「読みづらい」と評判で(笑)。
それは、一つの区切りの表示に1秒しか使ってないのですから、最初に読んだら読みづらいことこの上ないと思うのですが、
頑張って読んで下さった方が多かったようです。ありがたやありがたや(拝)。
「歌詞カードとかあると嬉しい」と言うリクエストもいただいたのですが、歌詞カード、歌詞カード、歌詞カード、かしかーど、カシカード…と、
競馬の馬の名前みたいになるくらい考えた末、HPに歌詞掲載と言う形をとりました。ご期待にそえず、誠に申し訳ない。
でも、そのリクエストは、「ちゃんと詞を読んで下さっている」と言う事なので、とても嬉しい褒め言葉でした。
今回のUTAU作曲について
デフォ子の得意な音域を見つけて、初めて、「ボイスリバーブを使わずに」作ったデフォ子ソングです。
全然、「おま☆かせ」とかも使って無くて、素のままなんですけど、これがまた伴奏の風のような(笑)シンセの音と、
良い感じを出していて、すっごく不気味に出来上がってくれたなぁと、感心しております。
ちなみに、「おま☆かせ」とは、単独音UTAUボイスを滑らかにつなげる機械的な処理をしてくれる、フリーソフト機能です。
フリーソフト「UTAU」をダウンロード出来るサイトで、「連続音一括設定」とか、「UTAU」を使う上で便利な諸々のソフト達と一緒に並んでいます。
単独音(一言一言が繋がっていないボイス)でも、中の人がいる版のUTAUボイスだと、
あまり機械的な処理をしなくても「ナチュラルな声」を出してくれるUTAUボイスもありますが、
滑らかさでは連続音(前の声の母音が次の声につながるボイス)が主流?なので、連続音のUTAUボイスをダウンロードされた方は、
「連続音一括設定」のソフトも、支援サイトでダウンロード…をしないと、連続音ボイスは歌ってくれないので、困った事に成ります。
連続音の一語一語に「前のボイスの母音をアルファベット小文字で書き半角スペース置いてから次の文字を打つ」と言う、恐ろしい作業をしなければならなくなります。
そして、出だしや、ボイスが切れている所の後のボイスには、母音の代わりに「-」を書かなければならないとか…。
これは、その「一括設定」の処理を、手作業で真似る、と言うとても意味のない作業なので、支援サイトで「連続音一括設定」をダウンロードしたほうが良いと思います。
うちの「UTAU」は、常に「Mode2」のスイッチを押した状態で使っている…のが、要因なのかは不明ですが、「Mode2」を押しておいたほうが、
デフォ子をはじめとした、単独音ボイスでもなんとなく滑らかな感じはします。
今思いましたが、全然作曲の話じゃないですね。豆知識だけですね。
聴きなおしてみると、ギターの音が全然聞こえないですね…ベースに掻き消されてしまっている。
低音で、デデロデロデロと鳴っているのは、ベースの音です。
以後、改善努力いたします。
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