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制作秘話



YouTubeアップボカロ曲。「けむり-Kemuri-」の歌詞は?



タイトル「けむり-Kemuri-」。作詞作曲:胎夢。歌:GUMI


かれた のどが かすか よんだ


なぜ なぜ うたう


なぜ なぜ さがす


なぜ なぜ いのりは とどかぬままに


なぜ なぜ こえを


つぶれ さけた こえを ならす


なぜ なぜ ことば たらずにとなえ


なぜ なぜ きはくな けむりに かわる?


なぜ いま となえ



「けむり-Kemuri-」について



すごくアニメーションにこだわったんですけど、技術的には、パラパラ漫画です。

登場するのは猫だけです。ぎこちない動きですが、猫が歌詞の合間にちょこまか出てきます。

この曲は「GUMIにテンポ160を歌わせてみよう」と思ったら、テンポ180に設定してしまって、だけどロングブレスだから歌声に変化はなかった、と言う代物です。

伴奏がすごくミステリーな感じですね。エレクトロニカの部類に入ると思うんですけど、ジャンルは…なんだろう。

ユーロビートとか言っておきましょうか(笑)。ユーロビートをなんだと思っているんだって話ですけど。

こんなに不協和音でミステリーなユーロビートは無いでしょ。せいぜいノイズミュージックですよ。

歌詞が全部ひらがなですが、これは音を重視したかったんです。音ありきで。

これも、歌の旋律を聞いていたら、ふと思いついた言葉たちです。右脳が活性化。

サイコパス診断って言うので、「サイコパス(=社会不適応者。犯罪者になる確率が高いと言われる)」の人は、言語を右脳で処理すると読んだのですが。

サイコパス診断適応者を「犯罪者予備軍」として排除する社会になったら、世の中から芸術家も小説家も存在しなくなると思います。

犯罪者になるか思想家になるかは、頭をどう使って、行動をどう選択するかの問題ですね。

ひたすら考え続ける事って大事です。



今回のボカロ作曲について



勢いに乗って突っ走れって言う伴奏と、ロングブレスで「息を吐く」感じの歌です。

その割に、GUMIの「Whisper」版を使っているわけではないし、ボイスも吐息っぽさはほとんどありませんが。

息の吐き方がウィスパーボイスではなく、実演するなら、シャウト曲にしてしまっても良さ気だと制作者的には思っています。

最後の「となえ」を、「とーなーえーーーーーーー!!」って、絶叫しても良い曲です。

何故ボカロにシャウトさせてないかと言うと、ボカロのシャウト声(がなり声?)が嫌いだからです。

今回のボカロボイスは「原形」で、音階覚えるためだけのものです。人声で再現するなら、全力で息を吸って、全力で吐き出す感じですね。

2分間の中に、それこそ喉をつぶしていいくらいの全力で、喉から「音」を出してほしい曲です。

例えるなら、「カラオケで3時間歌って喉開きって声ボロボロの所にとどめを刺す勢いで、どうぞ」って言うのが理想です。

オフボーカルは配ってないので、人声版を作りたかったら自力で歌うしかないんですけどね。

その件はまた別の機会に。