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制作秘話



YouTubeアップUTAU曲。「painting child」の歌詞は?



タイトル「painting child」。作詞作曲:胎夢。歌:名前のないこ


陽炎の揺らぐ道 日射しは焼けそうなくらい

三日月はこんなにも 紅いものだっただろうか

世界がさ 終わる日は まっさらでいたいのだけど

どうにもさ そううまく ゆかないみたいなんだよね


あたし ペンキ まみれ


記憶を辿る 息できなくて まっさらな青に 吸い込まれてく

満ちる潮風 世界はまるで 今日終るとはさ 思えないくらい


水玉の泳ぐ宙 曇り出した天空から 零れてく命達 降り注ぐダンスを踊る

途切れたの あたしだけ 脈打つことをやめただけ

だけどもさ そううまく ゆかないみたいなんだよね


あたし ペンキ まみれ


ねむりのさめた ひつぎのなかで

いきできなくなるまえににげなきゃ

だれもしらない あたしがきめた

あたしのための 最終幕をね


かざってあげる ジュリエットたちが

えがけなかったひげきときげき

だれもしらない あたしがきめた

あたしのための 最終幕をね



「painting child」について



デフォ子以外の「UTAUボイス」で初めてYouTubeアップしたものです。

名前のないこさんの他に、桃音モモさんと波音リツ(キレ音源)さんもお借りして、夫々使ってみましたが、

一番しっくりきた声が「名前のないこ」さんだったんですよ。

UTAUボイス「名前のないこ」のプロデューサーである、mia子さんが、良いお仕事をされる方で、単独音でも驚異のナチュラル感を実現していました。

タイトルの「painting cild」の由来は、Bメロで「あたし ペンキ まみれ」と歌っているからです。

物語的な歌詞なんですけど、想像の余地を残したいので、主人公である「あたし」の視点から見た風景描写と心象描写を主に書いています。

結末は記されていませんね。物語の途中で終わっています。

「あたし」が、どんな「最終幕」を決めたのかを、想像してみて下さい。



今回のUTAU作曲について



「LuNa_RhyThm風・エレクトロニカ」です。今回はUTAUボイスを生かしたかったので、派手な音は控えました。

のびやかな感じの歌声になるな、と歌作りの段階で分かったので。

伴奏のほうは、シンセドラムと、エレクトリックピアノが主に目だっていますね。

今回は、意識して動画の絵の枚数を増やそうと言う試みを始めた、第1作目です。

でも、サビの所は…背景色が2パターンで変わるだけで、今考えると、惜しい作りなんですよね。

どうせなら、もっと動画作りに時間をかけても良かったかな? と反省しているので、その心意気が別の作品に生かせればいいかと。

この曲の動画を作っている時、まだパソコンの設定が良くわかていなかったので、伴奏しか聞こえない状態で文字を描いて行ったのですが、

よく聞こえてない割りには、歌詞文字もずれてないし、最後に出てくるクレジット代わりの、「LuNa RhyThmマーク」がバッチリなタイミングで出てくるので、

「聞こえてないのにえらいタイミング良いもんだね」と、自画自賛しておりました。

先も書きましたが、お借りしたボイスがとても「良い声」なので、作りやすかったですね。単独音ですが、滑らかにつなぐ設定とかは、全然施してません。

「Mode2」ボタンは押してありますが。「Mode2」の威力なのでしょうか? 後で検証してみます。