新コーナー【Robosrus】について
時々Twitterを書いてくれているロボさんの「詩」を晒そうと言うコーナーです。
ロボさんから言葉を提供してもらって曲を作った結果、ああなりました。
基本はロボさんの詩を読んでもらいたいので、曲にはあまり力は入ってないんですけど、全体的にもう少し曲に手をかけてもよかったかなと思いますね。
【Robosrus】は、ト〇ザラスと「ロボ晒す」をかけてるんですけど、名付け親は俺です。
今回の「Robosrus1st」は、詩を詞に作り替えて歌にすると言うアプローチでしたが、詩を読むときのBGMを作るのも面白いのではないかと、
目の下にクマを作った(午前2時半くらいから起きていたらしい)ロボさんから提案されたので、自由な形で進めてみようと思います。
自らの手で作業用BGMを作ることになるとは計算外でした(笑)。
なんであれ、アートの一部と言えるものが出来れば良いかと思います。
2017年9月
【Robosrus】1stの曲について
「H2O」について
ロボさんの詩の原型に一番近いものですね。
作曲家としてはデメリットかも知れないけど、作詩優先は結構苦手なので、変な歌メロにならないように適当に頭をひねりました。
伴奏のほうは、ギター一本とベースとドラムと言う単純さで、変化も少ないのですが、割と穏やかな曲ではないかなと。
ドラムがすごくベタな終わり方をするんですけど、最初だし、気楽に作ろうとしたらあんな感じになったんです。
ソフロ(ソフトロック)にしてはギターがうるさいですけど、一応ソフロのジャンルかな。
使用ボカロは初音ミクさんになっていますが、これは「比較的滑らかに発音してほしい」と言う意図があったからです。
「オーバーフロー」のところを少しディレイっぽくしたかったんですけど、声(ボカロ)だけ別にwavファイルにしてディレイをかけたものを用意したら、
伴奏とずれてしまうことが分かったので、ボーカロイドエディタ内で可能な「ディレイっぽいコーラス」を入れました。
メインボーカルは初音ミクoriginal版で、コーラスがsoft版です。
「fire bird」について
これは原型はメモでしたね。英語と日本語の混ざったメモを書いてくれたので、それをヒントに、使いやすいように言葉を足したり引いたりしました。
何せメモですから、2番を作る文章はさすがに案じきれなくて、繰り返しになっています。
あれでも、言葉数は増やしたほうなんですよ?
曲調は、エアリーな感じを目指しました。あんまり「ファイアー!」っていう感じではありません。
エアリーな割には、クリーンギターがキュラキュラ言っていますが。
ボカロは、IAかGUMIか迷ったんですけど、GUMIだと、ほんとに「日本語英語」になってしまうので、IAさんに歌ってもらいました。
どちらにせよ、メロがメロだから、「日本語英語」からは抜け出せませんでしたけどね。
今回の歌メロはロングトーンを心がけたのですが、英語を歌わせるとなると裏目に出てしまいました。こういう時に「調教」が必要なんですね。
「effect」について
ロボさんがしばらくうだうだしていたので、歌メロを提示して、そのメロに当てはまる歌詞を作ってくれと言ったら、「ハードル上がった」と言って、
さらにうだうだしていたのですが、とあるCDを聞いたらスイッチが入ったかのように、メモ用紙4枚分の謎の文章(それを詩と言う)を書いて、
「使える場所を使ってくれ」と託されたので、メロに合うように言葉を削ったり付け足したりして、現在の形になりました。
ロボザラス(ロボ晒す)なのに、「晒す」からそれてしまった曲です。
この曲は、雰囲気重視でボカロを選びました。
最初はまたしてもGUMIに歌わせてみたいんですけど、Mewさんのハイトーンを音圧強めで使ったほうがかっこよく決まると判断しました。
「狂騒とサイケ すべからく魔笛」のところは、「魔的」とかけてあるんです。原文では、「狂騒とサイケデリックすべからく魔笛に導かれ」だったんです。
音を区切ったので、意味が途切れてしまいました。
タイトルが「effect」なので、効果音がバリバリに使われている…はずもなく。そういうところがベタなのは嫌なんです。
【Robosrus】の今後
BGM(インストゥルメンタル)を作るようになるのか、このまま詩を詞に変える形式にするのか、のどちらかですね。
原文に忠実に作るのなら、BGMを作ると言うのはありだと思います。ロボさんが、短期間にたくさん詩をかけるほうではないので、ペースはゆっくりで。
2ndが冬くらいに作れればいいほうじゃないかな? まずこの原稿のアップが終わったら、CDのおまけの豆本を作る作業が待っているので、
今月中には豆本も仕上げたいですね。ロボさんは50冊くらいと言っていましたが、僕的には25冊くらいで良いと思います。
要るって言う人もそんなにいないだろうし。
仕切り直しますと、BGM(インストゥルメンタル)を作るなら、CD-Rドミノに収録されている「鳴き琴」以来の制作になります。
2~3年ぶりですね。楽器音だけでもきちんと形になるように、「歌ありき」の形式とはまた違ったものを作りましょうか。
この文章を書いている時点で、方針が決まりつつありますね(笑)。
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