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制作秘話



YouTubeアップボカロ曲。「恋歌-renka-」の歌詞は?



タイトル「恋歌-renka-」。作詞作曲:胎夢。歌:IA


きゅるりりり ひゅるりりり 風向きは追い風だけれど

聞こえない歌声が 幻のように砕ける


命を歌うの 祈りを歌うの

なんにもなかった 零下に戻れば


残骸も残さずに 大気すら虹のようにはじけ

青ざめた雪原で 降り注ぐ霧の光を


つぎはぎの言葉でも 恋歌(レンカ)だと名付ければ良いさ

途切れそうな蛍火は 清らかな水辺に遊ぶ

聞こえない約束を 雪原の青空の中で

思い出す 切り取った あの光 触れた瞬間


命を歌うの 祈りを歌うの?

なんにもなかった零下に戻れど

そこにはまだ見ぬ大地が続いて

出る日 沈む日 宇宙を巡って


刻む命 祈りの形 生きる意味を描いて


冷たい夜の火 静かな歌声

閉ざせば見えない 黙する歌声

命を費やしどうして歌うの

叶わぬ恋歌を

光って灯って 祈りの歌すら やがては聞こえぬ 温度になるまで

揺らいで騒いで そして消え去って



「恋歌-renka-」について



CDを作るための曲を量産中、UTAUを扱うのに疲れて、ストレスを叩きこんだ曲です。

最初は、別のタイトルで別の歌詞の曲にしようとしていたのですが、

お定まりのパターンになりそうだったので、急遽歌詞を…3回くらい書きかえて、この形になりました。

ぶっちゃけると、歌詞とかは今回どうでも良くて、ドラムのトーンにアルミバケツを叩いているような音があったので、

その音を聴かせたいがために作りました。だから、仮タイトルは「バケツ」でした。そう言う単純明快な曲です。

歌詞でひねった所と言うと、蛍火が蛍同士の「恋歌」であると言うところに着目して書いた詞だと言うくらいですね。

「つぎはぎの言葉でも 恋歌だと名付ければ良いさ」と歌っているので、そのまま「恋歌-renka-」と言うタイトルにしました。

で、冬の歌か夏の歌か分からなくしたかったので、色々イメージを派生して、夏に光るものが蛍ならば、冬はなんだ?!

と思ったら、凍った霧が太陽が昇る時に光る現象があると言う事を、とある本で知っていたので、

その現象の描写を少々と、些末ながらイラストを描いて、サビの背景にあてました。

YouTubeのサムネイルが、そのイラストと、歌詞の一部が出ているものなのです。

たぶんまたイラストが一秒たりとも動かないものだと思われていると思うのですが、今回は少しだけ頑張ったんですよ。

描き文字が乱舞するのはいつも通りですが、背景が比較的細かく変わります。

写真と、イラストと、ちょいだけ映像。まだ合成の知識とかないので、これからも要勉強ですけどね。



今回のボカロ作曲について



すっごく簡単に作ってしまったのですが、結構ノリは良いんですよ。

でも、携帯やスマホで聞くと、音が削られてしまうらしく、雑音の中で聞くと、ほぼ歌声とドラムの音しかしません。

しかも、伴奏でよく聞こえるのがクラッシュシンバルの音だけ…そして、そのクラッシュの使いかたが微妙…(苦笑)。

今回はギターが単音でずーっと鳴っているので、ミキシングの時にベースの音をだいぶしぼったのですが、モバイバルツールで聞くためには、

裏目に出てしまったかな的な。

モバイバルから視聴する場合は、是非イヤフォンかヘッドフォンを。

うちの曲に限らず、どんな曲でもモバイバルの場合はイヤフォンとかヘッドフォンをつけたほうが良いです。

聞こえなかった音が、一気にクリアに成りますよ。

上記にも記してありますが、今回はホント、「バケツの音」を聞かせるための曲なので、間奏のバケツに聴き入って下さいな。