咲いて散るばかりの花でした
冬が終わって桜が咲いて、とは言うても、いつもどーーーーり、中々暖かくならなかった今年の春。
桜も例年どーーーーり、なかなか開花しながったが、寒さに耐えて、ある日曜日には満開に。
その日も肌寒く、俺はがっちり固めたゴスファッションでライブ観に街に出てたんだよな。
街のあちこちでも桜が咲いて、見応えは上々。
桜の咲きはじめに雨が続いたから、散ってしまうんじゃないかと危ぶんでいたのは俺だったわけではないらしく、
通りすがりのとある老夫婦が、「桜、日曜日まで持ったから、良かったじゃないか」と言いながら、
花降る街角を歩いて行った。
今はすっかり葉桜となった桜は、今年もさやさやと風を呼んでいる。
もう夏なんだな。初夏なんだな。
今年の夏は、制作の夏。ドンドンバシバシ、作ってこ。弾いてこ。描いてこ。
積乱雲の向こうにラピュタを探した心は、まだ失われていないようだ。