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時々徒然

美少女を描く

口から魂が出そうになる。先週から、隔日ですが、下描き(ラフ)を煮詰めてて、全然体のバランスと顔のバランスが決まらないと思っていたら、

コピペで作った目元が「ほぼ真正面」を向いているのに、ランタンを持っている左手を少し突き出している体のバランスになっていたので、なんか変だったんだと、今日になってようやく気が付いた。

その他に、普通の「唯のゆったりしたローブ」と「唯の布切れのベール」を着せていたんだけど、それだと魔女っぽくないと言う事で、ちょっとだけ布の部分にアレンジを加えました。

ベールの縁にファイアーモチーフの刺繍を入れて、ローブの切り返しから下をドレスっぽく襞を膨らませて、襟ぐりと袖ぐりに飾り縫いと、襟にちょっとだけ模様入れた。

ミリィはあんまり華美な装飾をつける人じゃないけど、最初のイメージが「中世の魔女」って感じだったので、多少は着飾っても良いかと思ってるんだよ。

「中世の魔女」って、大体城に居た王妃様とか女王様なんですよね。もしくはそう言う位の高い女性に、「美容のための塗り薬」とか、時には「惚れ薬」とかを作ってあげたり、作り方を教えていた人。

なので、お城に出入りしていたと。その時、外見で「魔女だ」ってバレると悪いから、貴族と同じような服装をしていたんじゃないかと思われる。

そこで、最初のミリィ(リーザ)のローブのイメージって、中世のドレスのイメージだったんだよね。

中世のドレスを着せても良かったんだけど、それだとファンタジー要素が少ないし、顔を隠すベールを被ってしまうと折角の「顔面の美」が表せないと。

そう言う事で、ベールの布地を厚めにして顔を出すように被って、衣服にファンタジー要素を入れて、片手に持っているランタンはあえてごつくした。

暗闇の中に立っていて、ランタンから集中的に光が出ているっている絵なので、結構と主線要らない部分とかも出て来そう。

(以下、6月24日記述)

主線を描き起こして基本色を載せる段階まで進めた。そして気づいた。「下描きをいくら綺麗に描いても、主線がヨレるんだったらラフ煮詰めた意味なかった」と。

朝の段階で一通り基本色は置いたので、帰ってきてからその色に陰影をつけながら描きこんで行きます。

出来るところまでは頑張ってみます。ミリィもペン入れの段階で左右の目の描写が変わってしまったんですが、そうすると「免疫力強め」の印象が薄れて、ちょっと可愛くなくなったかな。

最終的に「綺麗に出来上がれば」、綺麗な子だって思ってもらえると思うので、その辺りは微調節ですね。

それから思ったんですが、睫毛白い人って、睫毛目立たないんですね。リアルな写真とかでは睫毛目立たないですけど、睫毛灰色にして、ハイライト多めにすれば…白い睫毛に見えるかな?

髪の毛も白いので、くせ毛と言うか、うねうねした髪の毛の流れを主線以外で表さなきゃならないんですよ。これも影とライティングで表現してみよう。

その他に難しい所と言うと、火の描き方かな? 物体的な火ではなく、ちゃんと「光源」であり「気体的な火」を描きたいので、これは資料と睨めっこをしながら考えます。

イメージとしては、「ナイト・ウィンダーグ様と初めて会った時のミリィ(リーザ)」を描こうとしているので、視点が吸血鬼なんですよ。

人間が見たら薄暗い風景でも、多少見渡せるのではないか…と言う設定の下、ミリィの背景に木の影を描こうとしています。

たぶん、光源が一番明るくて、その周りがぼんやり浮かび上がってて、ランタン明かりの届かない所は暗くて、その少し離れた場所から夕闇の中の像が見えるって言う風になると思う。