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時々徒然

ギターとベース

ポップスの定義を調べている間に、「ギターは背景音」とか、「ベースを歌わせる」とか、「シンセを使う」とか、色々「括り的なもの」は分かってきた。

ベースを歌わせるのは得意である。歌メロを邪魔するくらいにベースが歌っていることがかなりある。音域が高すぎるのだ。やっぱりもっと低音で使おう。

ギターを背景音にするって言うのは、「ずっとコードを弾き続ける」とか「アルペジオを使う」って事らしい。

近年、ハードロック傾向の強かった俺の作曲方法では、あえて音を間引いたり、ギターを使わなかったりしない限り、「ギター、主張します!」みたいな曲が多かった。

そんなわけで、ギターを静かに使うのはあんまり得意じゃない。クリーンギターの和音を使っても、唯ストロークさせるだけではなく、なんか跳ねてたり、リフを弾いたり…。

それじゃ「ポップス」じゃないって言う事が分かったのは良かったかな。調べてみるものである。

普通のポップス(J-POP)を作るために、YouTubeの「ポップスの作り方」的な動画とか観てる。それでも分からん部分があるので、スコアを買ったのだが。

スピッツは有名な曲が爽やか系なので、普通に「爽やか系のロックバンドなのかな」って思ってたんだけど、歌詞がかなりロックテイストだった。

たぶんこれは俺が作詞に関して変な奴だからなんだろうけど、みんな割と「普通にしゃべっている言葉を歌詞にしている」って言う感じ強いんだね。

極端なことを言うと、メロの音数と言葉数が合えば良いのだから、確かに話し言葉の音数が丁度良かったら、そうなるよな。

俺はポエてから作詞を考えても、メロ優先で言葉を変更することが多い。それが分かっているので、普通の言葉は当てはまらないことを前提にポエている。

「メレンゲにシュガーでふわふわにするの。スポンジが焼けたら冷蔵庫行き。ホイップクリームとデコレーションにて。目下のところは大苦戦です」が、喋ってる言葉で無いわけではないが。

上の歌詞は、2018年頃に作った当HP「音響効果」に展示してある作品のAメロだね。あの頃は、相方が居て、相方に歌詞の原案を頼んでいたのだ。だから全体的に歌が明るい。

俺が一人で作曲を続けるようになってから、作る曲の構造が「低音重視」とか「音の塊」とかになって、歌詞が「難解で意味不明なもの」になって行ったんだ。

作った本人が「意味不明」だと思ってても、聞いてくれる人にすると「情熱的」と受け取ってもらえることもあり、自分で何を作ったのかを分かってない期間が結構続いた。

ボカロと言う楽器を使っての活動のままだったら、ずっと「訳が分かっていない」状態が続いたかもしれないが、人間と関わると言う事になると、「作品」と言う状況を把握できる力が必要になる。

今回作ってる作曲物の中で、「詰めすぎた音を間引く」と言う作業をしているのだが、本当に…1つの曲を解体したら3曲くらい作れるんじゃないかって言う情報量が詰め込まれていた。

実際間引いた音は別の曲で使うとして、「軽く」の意味で、ライトな曲を量産してみよう。