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時々徒然

休憩してました

昨日今日と2日間、ほとんど寝込んでいた。なんでこんなに眠たいんだろうとか考えたんだが、コーヒーを飲んでないからだ。

カフェインを摂取しない自然な状態だと、俺は一日の半分を眠っていて、水分や食物を摂取する以外、ほとんど活動しない。安全な状態に居る生物としては、活動しない事は眠る事だし、飲食物を過剰に摂取して後々飢えないためには睡眠と言うのは有効な手段なのだ。

しかし、そう言う状態を続けると、人はパンダになるのだ。平和で、外敵が居なくて、普段はゴロゴロして眠ってて、時々飯を食って、またゴロゴロして、ちょっとだけ思いついたら遊ぶとか。

パンダ達は「なんにもすることが無くても、毎日人間が観に来る」って思ってるし、人間達は入れ代わり立ち代わり違うやつが現れるので、パンダ達は本当の暇を知らないんですよ。

寂れた水族館に行った時に学んだのだが、水槽の中に閉じ込められている動物達って、基本暇なんですよ。だから、時々「わざわざ自分達を見に来てくれる人間」が居ると、とても喜ぶ。

僕がその寂れた水族館で観たのはアザラシだったんですけど、カメラを向けた時の彼等の目の輝きとか、表情がパッと明るくなったのがすごく分かって、その時は気づかなかったけど、後で泣けてきた。

「ねぇ、そこの人間! 僕達の事、見てるんだね!? ねぇ、ねぇ、こんなに早く泳げるんだよ。壁にぶつかったりしないんだよ。僕達イケてるでしょ? どんどん泳ぐから、しっかり観ててね!」って事を、彼等は全身でアピールしていたんだと言う事が理解できて。

そうだよね、濁ってて、一定の大きさしかない水槽の中で、特に何の刺激もなく、見に来る人が居るわけでもなく、ひたすら時間を浪費しなきゃならない生活だと、「見に来てくれる人間」って、つまり…長期入院してる時にお見舞いに来てくれた友人と同じだよね、って思った。

入院したことある人は分かると思うんですけど、体がきつい他は「ただひたすら暇」なんですよね。治療のために病院にいるわけだから、静かに眠って「体が癒えるのを待つ」って言う時間を使い方をしなきゃならないって言うのは分かるのだが、とにかく暇なんだ。

かつては、その寂れた水族館の目玉だったと言うアザラシ達は、今日も、ご飯の時間と、時々来てくれる「お客さん」と言う人間を待って居たんだろう。今日はもう21時23分。

そんな事を、近所の自販機でコーヒーを買ってきて飲んでから思いました。なんか知らんけど、夜中なのに全然抵抗なく「コーヒー買って来よう」って思ったんですよ。

よっぽど、「通常の状態」が嫌だったらしい。マイナス思考だとか、そもそもそのマイナス思考を文字に書き起こす事も出来ないくらい自己否定感が強いとか、とにかくローだとか、無気力だとか、何を食べても「行動力」が回復しないとか。

何もかもに疲れ切っているって言う状態になってたのに、GEORGIAのペットボトルコーヒーを半分飲んだら、急に世界が開けてきた。カフェインってすごいっすね。

たぶん、俺の頭がコーヒーカフェイン依存症なんだと思う。コーヒーを飲んでいる状態が「通常」になるように、頭の中のドーパミンの放出量とかがセッティングされてるんだと思う。

コーヒー1杯で状態が回復するんだったら、眠り込んでいたこの2日間は何だったんだろう。…通常の状態の俺が「鬱人(うつじん)」であることが分かっただけだった。

普通の人生とやらを送るんだったら、やや鬱でも生きて行けると思うんですよ。思考がマイナスだろうが、行動力が無かろうが、15時間眠ろうが、洗濯ものすら干せなかろう…それは問題か。

洗濯物を干せないのも問題だと思うんですけど、俺は「作品と言うものを作って世に発表する」って言う方向で人生を設計しているので、その作品を作れないと問題があるんですよ。

何故か眠ってる間も教訓的な夢を見てて、説明すると、「俺は全部の方法が分かっている状態で競技の場から帰ろうとしている。今現在その競技にチャレンジしている人々が居る。そして、自分もその競技にチャレンジしても良いのに、それらをミニチャレンジくらに考えてスルーしようとしている」って言う内容の夢なんですよ。

これは夢診断とかで検索しなくても、「今現在の俺の心情なんだろうな」って言う事は分かってて、もっと自分の作品を「良い物」にして行くなら、改善できるところもあるし、学びなおせるところもあるし、それ等は全部世には「競技」として存在するんですよ。

その「競技」に出場することは実績を積むとかではなく、楽しむ事なんだと言う事を、GEORGIAのコーヒーを飲んでから思った。次動画をアップするまで7日間あるので、出来るだけ精一杯頑張ります。

本当は、今月の動画は休もうかと思っていた。コーヒーを飲む前までは。人生に気概が見出せない状態が、コーヒー一杯で解決する問題だったなんて。