「通常」状態で気づいた事
コーヒーを飲まないで3日目くらいだったんですよ。つい1時間前(20時50)まで。その、全然ハイじゃない状態で自分の曲をずーっと聞いてたんですけど、「つまらん」って思った。
音的に尖ってるとか、印象強い音使いをしているとか、そう言うのは「はいはい。面白いね」って思うんだけど、基本的に俺の作る音って平坦なんだと思う。
それまで、コード並びの威力とかを知らなかったからかもしれないけど、ほとんどの曲が「不協和音」とか、「エモくない音」をしていて、音でエモーショナルさを印象付けるって言う事が出来ないでいたんだ。
それで、大体の場合「平坦」な曲が多かったと。音符並びも代り映えが無くて、「この人、安定して平坦」って言うのが、通常状態で自分の曲を聞いた俺の印象です。
もっと音楽の勉強したほうが良いですね。勉強って言うか、「こう言うのもありなんだ」って言う引き出しを増やす知識を得たいです。時には人生論も大事なんですけど、人生論とかより、今は音楽技法を覚えたいかな。
しばらくの間は現在使っているDAWを抜け出せないんですけど、曲のストックがたまったらDAWを入れ替えます。ようやくです。DAWだけで表現できないギター音とかは、専門のサイトとかにアクセスして有料で買うのかな? って思ってんですけど、そう言う販売ギター音源とかを使えるDAWに交換します。
そのDAWの使い方を覚えるまで、しばらく修業しないと成らんのですよ。その修業の間も動画の発表は続けていきたいので、曲のストックが必要なんですね。
そう言う事は頭では分かっていたので、一生懸命自分を叱咤して、この2日間で2曲くらいの原型を作ろうと思ってたんですけど、1曲のドラムパターンの原型を作っただけで燃え尽きました。
何が悪かったのかって言ったら、コーヒーを飲まなかった事なんです。だけど、何も作れない間に「普通に自分の曲」を聞いてみて、「つまらない」って事に気づいたのは良い気づきでしたね。
絵の勉強をしてた時は、「『このくらいで良いな』と思うより過剰に、やりすぎくらいが丁度良い」って言うのを学んだことがあるんですけど、音楽でも「作った本人しか気づかない変化」より、「より過剰に、やりすぎくらいの変化」のほうが、構造や次のアクションが分からない人でも読み取れる(聞き取れる?)ものになるんだろうなって思います。
通常状態で自分のダメさとか気づいてしまったので、「俺って創造には向いていない人なのだろうか」とか、「もうやめたほうが良いのかな」とかまで思いつめたんですど、アニメーションを作るようになったのも、ほんの3ヶ月くらい前から出し、アニメーションを面白がるがあまりに変な猫のアニメ作って勢いでYouTubeにアップしたのは3日前じゃないかって言う所で、踏みとどまったんですよ。
通常状態なのに逆に衝動的に動画を削除し始めるって言うのは免れたんですが、自己否定って言う脳の作用は、そう言う「いつもだったら考えられない事」をしようとするんですね。
そんな事がありまして、夜中にコーヒーを飲んでスイッチが入った後、「これから頑張らなきゃならんのだ」って言うのをなんか実感しました。
普通のクリエイターさんだと、創作者としての神秘性とか「秘めたる何か」を維持すると思うんですけど、俺はこんなHPを運営してるくらいですから、割と「サクサク考えてることを発表しちゃう人」なんですね。
Deco*27さん風に言うと、「野暮ったい言葉は飲み込むのだ(『キメラ』より)」って事になるんだと思うけど、野暮ったい事もやたら書いてるし、かなりお笑い気質なんですよ。
普通のクリエイターさんが「0」から一歩一歩実績を積んで行くとして、僕の場合は「印象値マイナス」か、時々文章とかで「マイナス10点」とかをもらいながら活動していると思ってるんです。
閲覧者さん達に直接聞いた事ではないので、僕が一方的に「俺って神秘性ないよな」って思いながら作品を作ってるだけなんですけど、だからこそ唐突に「猫がぐるぐる回るアニメ」とかを作り始めるんですね。
お前一体何が作りたいのって言ったら「面白いものが作りたい」んですよ。なんだろう。そうなると、自分の動画に自分でコメント(余計な事?)を付けるって言うのも、面白い事なのかな。
前日、すごーく久しぶりにニコ動で「一万ポイントチケット」を手に入れたので、「Luna's castle」の動画の14秒PVをニコ動で作ったんですよ。
作ったと言っても、動画内でどの辺からの14秒をPVに使うかって言うのを指定すれば自動で作ってもらえるサービスなんですけど、僕は何故か「イントロでミクオが『あー』って言うコーラスを歌っている中を林檎がゆっくり落下して行く」って言う、それどうなの? って言う部分からのPVを作ってもらったんです。
そのPVのおかげで、「Luna's castle」の閲覧数が20件くらい上がりました。伴奏と絵はファンシーですけど、歌ってることが怖いので、歌詞の部分を選ばなかったのはむしろ良かったのかも。
これからも、今まで「こう言うアクションもありなんだなー」って思ってたことを、どんどん挑戦してみます。