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時々徒然

12月に雪が降る事が無かった世界

僕が子供(5歳くらい)の頃は、異常気象は少し言われてたけど、12月に雪が降ることはまずありませんでした。

で、12月に雪が降るのが珍しいので、クリスマスイブやクリスマス当日に雪が降ると、「ホワイトクリスマス」と言われて珍重されていました。

現代、11月に初雪が降るのは普通で、12月から2月にかけて豪雪が降ります。スキー場は繁盛するけど、平地の交通機関は大打撃を受けます。一般の人も、除雪道具を持ってないと、家に閉じ込められます。

雪が降る事が災害と認定されつつあり、閉じ込められたときのための備蓄食料や、水道が使えなくなった時のための水の確保が呼び掛けられています。そう言う最悪の状況にならないように、みんな、雪が降り始めたら、雪が少ない間でも除雪をするようになりました。

さぁ、いつの時代になったら、ホワイトクリスマスと言う現象が、「災害日認定」されるでしょうか。サンタクロースを職業にしている人々が、「雪、降ったか~」とか思って、プレゼントを乗せたトラックを運転しながらがっかりする日も、そう遠くない気がしています。

あんまり個人情報は書かないほうですけど、僕は、でこぼこに降り積もって、ツルツルしている雪の上を、大きなスコップに雪を乗せたものを持ちながら、スニーカーで普通に歩ける人です。流石に、ちょっとフラフラしたりはしますけどね。

側溝の網の上に降り積もった雪を踏んで、急に雪が凹んで「うわっ」って思っても、そんなに驚かないし転ばない人です。

雪に馴染みが無い所の人でも、雪や氷の上で転ばない方法があります。それは、「常に油断しない事」です。スニーカーでアイスリンクを歩いているんだと思えば良いんです。

凍結や圧雪で転びたくなかったら、むしろ降り立てふかふかの雪の上を歩いたほうが摩擦力が働くので転びにくいです。でも、石造りで、元々つるんつるん仕様のビルの玄関とかに積もった雪は踏まないほうが良いです。ああ言う玄関の床は唯の雨でも滑るし。

その他に、重心を変えたり、歩き方を変えたり、足裏の筋肉の使い方を変えたり、色々と雪道を転ばないで歩く方法はあるんですけど、時と場合と場所に因るので、これなら転ばないよ! とは断言しづらいです。

普通の道と同じように歩けると思ったら、きれいに転ぶことだけは言えます。道がアイスリンクになってるのに、普通に歩こうとしたら転ぶでしょ?

雪国のJRが、ちょっと雪が降っただけくらいなら止まらないのは、レールの中に、金属を温めて雪を解かす仕掛けがあるからです。でも、冬は強風や突風が吹くことが多いので、風の影響で電車が止まる事はあります。

そんな、雪に強い仕掛けがあっても、一日に急激に60cmも積もると、電車も止まるようです。高速道路の車も止まるようです。雪の降らない地方から来たトラックとかが立ち往生…と言うニュースが、一日に何件も流れていました。

雪の積もっている間は、なるべく、滑り止めのついた冬靴か、長靴か、エッジーなブーツを履くことをお勧めします。12月の雪国に行くなら、車にはチェーンか雪用タイヤを用意しましょう。

だけど、長靴でホテルの夕食を食べに行く奴は、頭が悪いと言うか…脳内の構造がどうかしていらっしゃると思います。

雪国に行くにせよ、雪国から何処かに行くにせよ、どちらも「自分の家だと思わないほうが良い」って事です。

英語圏でも、「ローマに行ったらローマ人のように振舞え」と言う格言があるらしいです。日本語で、郷に入りては郷に従えと言う言葉です。何処の国でも、似たようなものなんですね。