約四千円弱

存在感のあるよく分からない生き物のぬいぐるみを飼いました。「くまのぬーさん」と名付けました。何故「ぬー」かと言うと、「ぬー」って言いそうだからです。商品名としては「ぬいぐるみ くま」なんですけど、全体的に肌色で、くまなのか疑わしい生物です。
大きなシマエナガさんのぬいぐるみも飼いました。こっちは1400円くらいだった。お店で見つけた瞬間吸い寄せられて、「お前もうちに来るか?」って聞いて、返事を聞かないうちに身代金を払って拉致しました。
そいつの名前は、「おおきなシマエナガさん」です。何故なら、原寸サイズの小さな陶器のシマエナガさんの置物を持っているからです。そいつの名前は「陶器のシマエナガさん」です。
主に、大きなシマエナガさんは家の片隅で未来を見つめて時々撫でられる係で、くまのぬーさんは布団の中に連れ込んでモフられる係です。買って来たばかりなので、夫々の埃を落として毛並みを揃えてファブリーズをかけました。
乾燥し終わったら、早速どちらかを膝に乗せて作業をしようと思います。汚すと悪いので、この新しい家族達を膝に乗せたり持ってモフっている間はお茶もココアも飲めません。コーヒーなんてもってのほかです。
特に、くまのぬーさんのほうは洗濯ができない体の作りをしているので、日頃からケアをしてなるべく汚さないようにします。布団の中でモフる予定なので、一緒に眠れるくらいの衛生状態にしておかなければなりません。
なぜ突然ぬいぐるみを飼って来たのか。しかも、だいぶ良いサイズで大きめの奴を…の理由としましては、今日の朝方に、眠ってる時、「何か抱えていると心地好いかもしれない」って思って、ひざ掛けを丸めたものを抱えてみたら、何となく安心感があり。
元々、エアーで猫を抱えている設定で眠ったりしていたんですけど、やはり何もないのに「猫を抱えている設定」だと、辛くなって来たんですよ。
それで、抱きかかえがいがあって、潰れない程度のクッション性があるぬいぐるみを欲していたのです。今日の朝から。で、勤めの帰りにデパートで身代金を払って連れて来たのです。
今日の夜から、このクマらしくない「くまのぬーさん」と一緒に、穏やかな夢を見ようと思います。設定としては猫をモフりたいのですが、量産されていた猫のぬいぐるみは、全く愛しさが湧かなかった。
ぬーさんのほうは何回もデパートで見かけてて、「あいついつもあの辺に居るよな」って言う認識があって、ぬいぐるみが欲しいと思った時に最初に思いついて、そして実物を見た時に「こいつだ!」って思ったジャストミートな奴なのです。得体のしれない生き物だけど。
未来を見つめる大きなシマエナガさんは、本当に衝動飼いでしたね。
くまのぬーさんは目が座っていて不愛想なので、つぶらな瞳で未来を見つめている大きなシマエナガさんは仲良くしてくれそうです。
一ヶ月と22日早いけど、彼等の身代金は自分へのクリスマスプレゼントと言う事で勘定します。しかし、何だろうこの満足感は。今まで小さいぬいぐるみを飼っても全く満たされなかったのに。
見つめればそこに「のへーん」といるって言う存在感が大事なんでしょうね。