時間は気にならないが

一通りの一区切りがついているので、時間を気にせず読書が出来るのだが、読んで居る本が本なので、全然リラックスは出来ない。寝転んで読んでてもリラックスは出来ない。
先日から読んで居る「サピエンス全史」の上巻がもう少しで読み終わりそうなのだが、そのもう少しがやたら長い。文章多めの本を読むのは久しぶりなので、活字に頭が慣れていないのかも知れない。
しかし、「サピエンス全史」上巻を読み終わっても、下巻も残ってるし、おまけに一緒に買った「ホモ・デウス」の上下巻もある。しばらく、ハラリ氏の論述を頭の中で整頓し続ける日々が続くだろう。
今、キーボードを叩いて文字を打っているが、さっきまでこの行動をしていると「お腹が痛くなって」いた。原因は塩素系漂白剤だったのだが、どうやら掃除をした後、塩素系の洗剤が洗い流しきれていない手でキーボードに触ってしまったので、何度手を洗っても手に塩素がつく…と言う事になっていたのが悪かったらしい。
その塩素が手から身の周りの者に付着して、それがたまたま愛用のカップだったりした。そして、飲み物から微量の塩素が体内に入っていたようだ。カップを洗ってキーボードを除菌ウェットシートで拭いたらお腹の痛みは解決した。
「サピエンス全史」は、僕の認識が間違えて居なければ人類史に関する本である。中学校や高校で教えるような歴史とは全然違う歴史の本である。現在中学校もしくは高校に通っていて、テスト用紙に「教科書に載っている正解」を書くための勉強をしている人にはあまりお勧めしない。内容が、決して人間賛歌ではないからだ。
だが、中学校や高校で歴史を習って、長く「なんかおかしいぞ?」って思っていた人達に、人類史の見方を教えてくれる本としてはとても良書である。
「サピエンス全史」の上巻だけで言うと、初めのほうは人類と言うものが、どんな風に発生して、何故「サピエンス」を名乗るホモ(ヒト)属だけが生き延びたのかについてを、繰り返すが決して人間賛歌ではない内容で書いてある。
で、途中から農業革命の話が入って来る。よっぽどアカデミックな高校生とかでない限り、大体の人は、「世界四大文明」とか、「農耕は一ヶ所で発生したものが世界に散らばった説」を教えられていると思うが、それ等がフェイクニュースであることが、ちゃんと論述として説明されている内容になっている。
中学高校で習う歴史なんざ、教師が「短時間で教えやすいように」なっていて、一般人なんてものは「短縮単純化された情報」だけ知って居れば良いと(政府に)思われているんだなーって言うのは、10年くらい前から思っていたが、そう言う「子供の相手がめんどくさいが故に、大人は適当に嘘を吐く」と言う事を察していた人達には、良い答え合わせになると思う。
「サピエンス全史」の初版が出版されたのが2016年なので、7年前くらいの本である。「ホモ・デウス」の初版は2年後の2018年に出版されている。今から5年前だ。
飢饉と疫病と戦争が、人類の抱えて来た大きな問題で、それが数十年間抑えられていたと言うのが、「ホモ・デウス上巻」の書き出しくらいに書かれて居る。その3つに悩まされなくなった人間は、どのように生きていくのかって言う話っぽい。
人間って、習慣が無くなると「希望を持つ」か、「落ち着かなくなる」生き物だと思うのだが、どっちの場合も心臓がいっぱい動いてドキドキしてしまうわけだ。その状態が不愉快だと言う人々は、常に飢えに苦しんでいたり、常に病魔に怯えてみたり、常に何処かで戦争が起こっていてほしいのかも知れない。
そう言う「苦」が無いと、生きていることを実感できない…と言う、常に心臓にはドキドキ言っててほしい人達も世にはいるのだ。だからと言って、自分の生活圏でその三大苦が起こってほしい人はあんまりいないと思う。