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時々徒然

短編書きの第一弾

今日、「Scar of The moon」のサイドストーリーである、「in the snow land with you」と言う短編をpixivに公開しました。「Scar of The moon」の時と同じ表紙画像を使っています。

何故、同じ表紙にしたのかと言ったら、「Scar of The moon」に属する話だと分かってほしかったからですね。

長編シリーズに関しては、六月中はシリーズにまつわる短編を書き続けようと思っているので、まず第一弾が公開されたことになります。今回はエスタにまつわるお話でした。

読んでもらうと分かるんですけど、「Scar of The moon」のルリと、晩年のエスターナが出会った現象はよく似ています。

本文内でも説明しているのですが、エスターナはかつて自分の書いた絵本の中で、自分のこの先の運命を予言してたんですよ。

「Scar of The moon」から読み始めた人には「謎の存在」だった、ラズタ・ミラと言う術師が居ます。彼女の存在は次の続く長編シリーズで明かされるか、示唆されると思うんですけど、病を患ったエスターナから魂を切り離して、エスターナの体に憑依した術師ですね。

何故、エスターナが自分の体をミラに乗っ取られることを許したのかとかは、「エスターナは魔力を保有しているが、使い方を知らずに育った」って言う事と、エスターナが当時大病を患っていた事、本来エスターナはこの時の病で死んでしまうはずだったと言う事を考えると、自然に回答は出てくるようになっています。

ミラの存在が無ければ、エスターナはかつて自分が絵本に描いたネズミの子供みたいに、志半ばで息絶えるって言う運命が待ってたんですよ。

そして、ミラが何故ルチカ・ロドスキーを知っていたのかとか、「Scar of The moon」本編終盤でデュルエーナを目指したルリは、ちゃんとルチカを見つけられるのかとか、そう言う所は長編シリーズ再会をお待ち下さい。

「Scar of The moon」については、あれは約10ヶ月から1年程度のストーリーなんですね。前作で、「グリム」が夢の中でルリと会っていた時間も含めて約10ヶ月です。

アムリル大陸で、ルリとグリムの出来事に焦点が当たっていた間も、デュルエーナでも何か起こっていたでしょう。それを紹介するかどうかは折を見ます。

まずは、ルリが風邪をひかずにユーリア大陸を旅できれば良いかな。彼女は常夏の国で生まれ育ったので、あんまり寒いのに慣れて無いんです。