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時々徒然

人生相談を受けたので

それに対して答えたことが書いてあったんだが、口に戸を立てようと思って17行ほど削除しました。あんまりね、他人様の人生についてを記録につけちゃいかんと思うので。

そう言う事は、手書きで書く秘密のノートに書きます。自分の中で、あのアドバイスが正しかったのかを自問自答したいだけなんだし。

書き直していると言う事は、その相談を受けて数日経過して、その後がどうなったかとかも分かっているのですが、まだ結果と呼べる段階でもないし、口に戸を立て、手に分厚い軍手をして、その上からゴム手袋でもつけましょうか。それで「戸を閉じた」事になるのであれば。

猫と言う生き物が、麩菓子で出来ていたとするじゃないですか。とても脆くて軽いものですね。で、それに体毛が生えてるわけですが、撫でても柔らかくないんです。

体を丸めて眠るときは、麩菓子と麩菓子をつなぐグミの層があって、そこがぐにゃってなる事で体を丸めるんですよ。で、耳は薄いので職人の神業「一枚麩」って言うので出来てるんですよ。

耳は触ると割れるので「アンタッチャブル・イヤーズ」と呼ばれます。耳にも体毛は生えています。目と鼻と口は飴細工で出来ていて、肉球はマシュマロです。

尻尾は無くて良いです。ジャパニーズ・ボブ・テイルなんです。日本式短尻尾猫。もうここまで考えると、可愛くないんですよ。それはね、猫では無くて麩菓子だからなんですよ。

飴細工と麩菓子の塊が猫っぽい形をして毛だらけだからと言って、それを猫だと思って愛せますか? アイラビュー(アイシテルー)と言えますか。

その麩菓子が稼働して、自動で動いて、猫のように振舞っても、それを猫だとは判断しないと思うんですよ。それは猫っぽい全自動麩菓子なんですよ。

だけど、最初からそれを猫だと思わないで、麩菓子だと思ってる人は「麩菓子が猫の形をして動いてるのか。すごいなぁ」って思うと思うんです。

最初にそれを猫だと思っていた人が、ある日それが麩菓子だったと気づくと、ショックを受けてがっかりするんですよ。私は心のないものに心を捧げていたのかって言う感じで。

猫だと思っていたのに…って言うがっかりは、「思っていた」がために起こるので、「思っていた」事をいつまでも引きずらないで、それが「麩菓子」だと受け入れましょう。

「なんだ。麩菓子だったのか」って認識すると、麩菓子に対して内面的に何を期待するのもおかしなことだと思うでしょ? 唯見た目が猫っぽければ良いんだから。

人間に対してがっかりした時も、「あれは麩菓子だったんだ」って思うと、麩菓子に対して意思疎通を取ろうとしていた自分って言うのにウケるんすよ。

野菜だと思うって言う方法もあると思うんですけど、僕は生きてる植物に話しかけてしまう人なので、野菜だとイマイチ非生物の気がしないんですよ。

だから、自分の人生で重要じゃない要素の生物って、見た目が生物に似ている麩菓子だと思えば良いと思うんです。中身? そのほとんどは、空気さ! って言う存在。

僕としては麩菓子が好きじゃないのでこの例えなんですけど、麩菓子が好きと言う奇特な人は、なんか自分にとって意味のないものって言うのに置き換えて考えると良いかもしれません。

それが、人生の中で重要じゃない人に対する「人間関係の断捨離」の方法の一つです。

何となく変な設定の事を言ってみようと思っただけなのに、ちゃんと落ちがついてしまった。